テスラのパワーウォール3を、東京都の補助金を使って付けると、いくらになるのか。
東京都で DR実証(DR=デマンドレスポンス)に参加すると、補助金は最大154万円です。工事込み187万円の例なら、払うのは約33万円になります。
この記事では、補助金の数え方・価格・実際に払う額・買える場所を、大手メーカーで電池開発に長年携わってきたエンジニアの目で整理します。
この記事を書いた人
蓄電ラボ管理人
大手メーカーでリチウムイオン電池の開発に長年従事。さまざまな機器の電池設計・評価で培った知見をもとに、家庭用蓄電池の技術を中立的な立場で解説しています。
- ・補助金の額と数え方を知りたい → パワーウォール3の補助金はいくら?
- ・工事込みの値段を知りたい → パワーウォール3の価格はいくら?
- ・自分が払う額を知りたい → 補助金を引くと実質いくら?
- ・どこで買うか決めたい(ヤマダ・公式サイト) → どこで買うのがいい?
蓄電ラボ管理人値段が見えないうちは、人に勧めにくい製品でした。工事込みの値段が出て、東京都の補助金の上限も外れたいま、都内で太陽光のある家なら、待っていたかいのある蓄電池になったと思います。
パワーウォール3の補助金はいくら?
東京都なら最大154万円です。国の補助金は、今年度はもう申し込めません。
パワーウォール3は7月31日に、国の補助金の対象機器を管理する SII(環境共創イニシアチブ)に登録されました。これで、東京都などの補助金の対象になりました。
東京都は最大154万円になる
DR実証は、電気が足りなくなりそうな日などに、蓄電池の充電・放電を外から調整する東京都の取り組みです(くわしくは下の「DR実証に参加する条件は?」)。
DR実証に参加すると、120万円の上限がなくなります。額は、容量1kWhあたり10万円に、参加の10万円を足した分です。
東京都の補助金の決まり方(パワーウォール3)
DR実証に参加しないと、120万円で止まります。どちらも、税抜の費用(本体+工事)が上限です。
出どころ=クール・ネット東京「令和8年度 家庭における蓄電池導入促進事業」助成金申請の手引き(v1.4)・よくある質問(v1.1)。区や市の補助金を受けるときは、その額を引いた残りが上限になります。



上限が120万円のままだと、容量の大きいパワーウォール3は2.4kWh 分が補助金に数えられませんでした。上限の解除は、大きな電池ほど効く仕組みだと感じています。
DRに参加しないと120万円まで
DR実証に参加しない場合、補助金は120万円で止まります。14.4kWh×10万円は144万円なので、2.4kWh 分(24万円)は数えられません。
容量が12kWh より大きい蓄電池は、どれも120万円で頭打ちです。
容量は14.4kWhで数える
東京都が数えるのは、SII に登録された「蓄電容量」です(東京都のよくある質問)。パワーウォール3は14.4kWhです。
13.5kWh は、実際に使える量(初期実効容量)です。こちらで数えると、額が少なく出てしまいます。
IoT 機器の5万円は、DR実証のために機器を足す必要がある機種だけに付きます。パワーウォール3は、DR実証の対象機器の一覧で「追加の機器は要らない」とされているので、付きません。
ネットで見かける額が違うとき
- ・135万円=使える量の13.5kWh に10万円をかけた額(DR実証の10万円も入っていない)
- ・159万円=154万円に、IoT 機器の5万円を足した額
- ・154万円=SII の14.4kWh で数え、IoT 機器は足さない額(この記事)
出どころ=クール・ネット東京の令和8年度の手引き(v1.4)・よくある質問(v1.1)、NextDrive の DR実証の対象機器の一覧(8月7日版)
国の補助金は今年度は終わった
国の DR補助金は、5月29日に予算に届いて受付を終えました。次は2027年度の見込みです。
パワーウォール3の登録は7月31日だったので、今年度の国の補助金には間に合いませんでした。
区や市の上乗せも足せる
東京都の区や市には、上乗せの補助金を出すところがあります。東京都の分と合わせた額は、税抜の費用までです。
23区の額は、東京都の蓄電池の補助金の記事の一覧で確かめられます。
東京都の外の人は、次の順で調べると確実です。
自分の地域の補助金を調べる順番
- 1「市区町村名 蓄電池 補助金 令和8年度」で検索し、公式のページを開く
- 2都道府県の制度も別に調べる(市区町村と合わせて使える地域がある)
- 3対象の一覧に、パワーウォール3の型番「1707000-41-L」があるか見る
- 4受付がまだ続いているか見る(予算で締め切るところが多い)
国と自治体の補助金の全体は、【2026年版】蓄電池の補助金はいくら?(全国版)にまとめています。
契約は事前申込のあとにする
東京都は、工事の契約より先に「事前申込」が要ります。受付の通知が届く前に契約すると、補助金は出ません。
支払いは、振込やローンなど記録が残る方法にします。申請の流れは、東京都の補助金の記事で図にしています。
10月1日からの事前申込は、令和8年度に SII に登録された機種だけが対象になります。パワーウォール3は令和8年度の登録なので、対象のままです。
東京都の補助金は、太陽光がすでにあるか同時に付ける家、または再エネの電気の契約をしている家が対象です。
東京都にお住まいの方へ
2026年度の都の助成は 10万円/kWh・上限120万円。10kWhなら都だけで100万円
ただし助成は契約より前に「事前申込」を出す必要があり、先に契約してしまうと受けられません。
自分の場合いくら助成されるか、容量別に試算する› お住まいの区市町村の上乗せ(23区の一覧つき)もこちらで確認できます 申請の書類を会社側で進めてくれる、都内の施工会社4社› 一括見積もりサイトではなく、連絡が来るのは申し込んだ1社だけ。4社とも中身を確認しました※都の助成は太陽光の同時設置(または再エネ電力契約)が条件です。
パワーウォール3の価格はいくら?
テスラは値段を出していません。分かるのは、テスラ認定の施工会社が出している数字です。
| 会社 | 出している値段 | 中身 |
|---|---|---|
| シスコムネット | 187万円(税込) 税抜170万円 | 本体+標準の工事 |
| エコ発電本舗 | 120万円程度 | 本体だけ |
2026年9月28日に各社の公式サイトで確かめた値段。正式な額は、どちらも現地調査のあとの見積もりで決まります。
工事込み187万円の例がある
テスラ認定の施工会社のシスコムネットは、本体と標準の工事を込みで187万円(税込)と出しています。
販売店のサイトが書いている相場は、工事込みで190万〜220万円ほどです。
本体だけなら120万円程度
エコ発電本舗(テスラ認定の施工会社)は、本体だけの値段を「120万円程度」と出しています。税込か税抜かは書かれていません。
工事込みの値段は、問い合わせで答える形です。
工事費は家ごとに変わる
工事費が家ごとに変わるのは、主に次の3つが違うからです。
- ・置く場所(本体は130kg。床に置くか、壁に掛けるか)
- ・分電盤までの距離と、配線の長さ
- ・いまある太陽光のパワコン(太陽光の電気を家で使える形に変える機器)を外して、置き換えるか
だから、同じ機種でも値段は見積もりで決まります。
見積もりは何社から取ればいい?
一括見積もりサイトの選び方と、届いた見積書のどこを見るかをまとめました。 → 読んでみる


補助金を引くと実質いくら?
東京都で、工事込み187万円の例を当てはめます。
工事込み187万円の例で、払う額(東京都)
DR実証に参加すると、払うのは約33万円です。
187万円=テスラ認定の施工会社が出している、本体と標準の工事込みの値段(税込・2026年9月時点)。区や市の上乗せは入れていません。補助金は後払いで、いったん全額を払います。
DRに参加すると約33万円
187万円から154万円を引いて、約33万円です。区や市の上乗せがあれば、払う額はさらに下がります。
参加しないと約67万円
187万円から120万円を引いて、約67万円です。DR実証に参加するかどうかで、34万円の差になります。
税込169万円までなら消費税だけ
補助金は、税抜の費用までしか出ません。
DR実証に参加すると、上限は税抜の費用だけになります。見積もりが税抜154万円(税込で約169万円)以下なら、補助金は税抜の全額になり、払うのは消費税の分だけです。
補助金は後払いです。いったん全額を払い、審査が終わってから振り込まれます。
※187万円は1社の値段の例です。補助金の対象にならない費用があると、払う額はその分だけ増えます。
元は何年で取れる?
太陽光がある家が東京都で DR実証に参加すると、約5年で元が取れる計算です(買取の期間が終わった家・187万円の例)。
| 家 | DRに参加 | 参加しない |
|---|---|---|
| 太陽光あり 買取が終わった | 約5年 | 約9年 |
| 太陽光あり 買取の期間中 | 約7〜9年 | 約11〜13年 |
| 太陽光なし※ | 約23年 | 30年で届かない |
前提=工事込み187万円・太陽光5.5kW・買う電気は1kWhあたり31円で毎年2%上がる・蓄電池の容量は毎年2%減る・30年まで。買取の期間中は、残り5年・1kWhあたり16円〜24円で売る家。
※太陽光なしは、夜の電気が安い契約(東京電力 スマートライフ)の場合。東京都の補助金を受けるには、再エネの電気の契約が要ります。
DRに参加すると約5年
買取の期間が終わった家では、蓄電池で電気代が1年に約6.4万円下がる計算です。払う額が約33万円なら、5年ほどで追い越します。
保証の10年より前に元が取れるのは、補助金の大きい東京都ならではです。
補助金が無いと約21年
補助金なしで187万円を払うと、買取の期間が終わった家で約21年かかります。かかる年数が、保証の10年を大きく超えます。
買取の期間中の家では約23〜24年、太陽光が無い家では30年たっても届きません。
東京都の外の人は、住んでいる地域の補助金の額で、年数が大きく変わります。
太陽光が無い家は取りにくい
太陽光が無い家は、夜の安い電気をためて昼に使うことでしか電気代が下がりません。1年に下がる電気代は約1.5万円で、東京都の補助金を使っても約23年かかります。
太陽光のある家なら、東京都で DR実証に参加して約5〜9年です。
年数の出し方と、自分の家で計算する方法は蓄電池は何年で元が取れる?で詳しく書いています。
DR実証に参加する条件は?
DR実証に参加すると補助金が34万円増えるかわりに、次の4つを約束します。
DR実証は、電気が足りなくなりそうな日などに、アグリゲーター(たくさんの家の蓄電池をまとめて動かす会社)が充電・放電を外から調整する、東京都の取り組みです。
DR実証で約束すること
- 12年度のあいだ、アグリゲーターとの契約を続ける
- 2電気が足りなくなりそうな日と、年10日以上は、充電・放電を外から調整される
- 3アンケートに答え、蓄電池の動いたデータを渡す
- 4補助金の申請は、アグリゲーターに登録された販売店に任せる
出どころ=クール・ネット東京「令和8年度 家庭における蓄電池導入促進事業」助成金申請の手引き(v1.4)
2年度のあいだ契約を続ける
補助金が決まった年度から数えて、2年度のあいだです。パワーウォール3の相手は、DR実証の対象機器の一覧に載っている NextDrive です。
年10日以上は外から操作される
国から電気の「需給ひっ迫」の注意報や警報が出た日と、それとは別に年10日以上です。
東京都の手引きは、制御によって電気代に影響が出ることがあると注意しています。販売店かアグリゲーターから説明を受けてから決めてください。
途中でやめると増えた補助金を返す
正当な理由なく途中でやめると、補助金の増えた分(上限の解除で増えた分を含む)を返すよう求められることがあります。
反対に、申請を出したあとで「参加しない」から「参加する」へは変えられません。申請の前に決めておきます。
申請は登録された販売店に頼む
DR実証に参加するなら、申請はアグリゲーターに登録された販売店に任せる決まりです(委任状を出します)。
エコ発電本舗を運営する株式会社ゼロホームは、NextDrive の登録販売事業者の一覧に載っています(9月10日更新)。
ただ、一覧の取り扱いメーカーの欄にテスラの名前は無いので、パワーウォール3で申請できるかは見積もりのときに聞いてください。
電池の傷みは気にしなくていい
パワーウォール3の LFP(リン酸鉄リチウムイオン電池)は、充電・放電の回数に強い電池です。DR実証で外から動かされるのは年10日ほどで、毎日の充電・放電(1年で約365回)に比べればわずかです。



電池を作ってきた立場から見ても、電池の傷みを理由に DR実証への参加を見送る必要はないと考えます。それより、2年度のあいだ契約を続けられるかを先に考えてください。
パワーウォール3のデメリットは?
デメリットは4つです。どれも、対処のしかたがあります。
保証は10年。有償で延ばせる
テスラの保証は10年です。国産の蓄電池は15年が多いので、5年短くなります。
対処は、販売店の延長保証です。エコ発電本舗は有償で15年・20年に延ばせます。DMM も延長保証を用意する予定です。
容量の保証(10年で70%)は販売店が書いている数字で、テスラの日本向けの文書では確かめられていません。



電池を作ってきた立場から言うと、LFP の電池が10年で使えなくなるとは考えにくいです。10年より先の安心は、販売店の延長保証で足せます。
10年保証と15年保証は何が違う?
保証の年数・容量の保証・回数の開示・条件の4つで、テスラと国産を並べました。 → 読んでみる


130kgあり、置き場所を選ぶ
本体は130kgで、高さ110.5cm・幅60.9cm・奥行き19.3cmです。
対処として、屋外にも屋内にも置けて、床置きと壁掛けを選べます。水に強く(下から60cmまで)、塩害にも強い作りです。置き場所は、現地調査で決めます。


V2Hとはつながらない
パワーウォール3には、電気自動車の電池を家で使う V2H の機能がありません。
車の電池も家で使いたい人は、V2H の機器を別に考えるか、V2H とつながる国産の蓄電池を選びます。パワーウォール3と V2H の機器を同じ家に置けるかは、施工会社に確かめてください。
比べ方はV2Hと蓄電池はどっちがいい?、車の電池への影響はV2HでEVの電池は傷む?で書いています。
頼める会社がまだ少ない
パワーウォール3を付けられるのは、テスラ認定の施工会社だけです。国産のように、たくさんの会社から見積もりを取るのは、まだ難しい状況です。
対処として、テスラのサイトから申し込めば、近くの認定の会社につないでもらえます。ヤマダデンキでも受け付けています。
9月からは太陽光のメーカーのエクソルが取り扱いを始め、販売店・施工店向けの研修を全国で開いています。頼める会社は、これから増えていく見込みです。
パワーウォール3のメリットは?
停電しても家じゅうの電気をまかなえる出力があり、太陽光のパワコンも兼ねる蓄電池です。メリットは次の4つです。


| パワーウォール3 | 旧型(パワーウォール2) | |
|---|---|---|
| 容量 | 14.4kWh (使えるのは13.5kWh) | 13.5kWh |
| 出力 | 9.6kW | 5kW |
| 方式 | ハイブリッド (太陽光のパワコン入り) | 単機能 |
| 電池 | LFP | NMC系 |
| 保証 | 10年 | 10年 |
パワーウォール3の容量と出力は SII に登録された値。テスラの発表では出力9.69kW・容量13.5kWh と書かれています。
停電しても家じゅうで使える
出力は9.6kWで、旧型の5kWの約2倍です。9.6kWあれば、エアコンと IH、エコキュートを同時に動かしても足ります。



出力とは、同時に取り出せる電気の大きさです。容量がバケツの大きさなら、出力は蛇口の太さにあたります。パワーウォール3は蛇口が約2倍に太くなったので、同時に使える家電がぐっと増えました。
同時に使ったときの目安
- ・エアコン(暖房)約1.5kW+IH 約2〜3kW
- ・エコキュート 約1.5kW+冷蔵庫・照明など 約0.5kW
- ・合わせて5.5〜6.5kW=旧型の5kWでは足りず、9.6kWなら余裕がある
停電のときに家のどこまで電気を送れるかは、工事のつなぎ方で決まります。見積もりのときに確かめてください。
容量ごとに何時間もつかは、蓄電池は停電時に何時間使える?で計算しています。
太陽光のパワコンも兼ねる
旧型は蓄電池だけの「単機能」でしたが、パワーウォール3は太陽光のパワコンが入った「ハイブリッド」です。
太陽光の電気を直流のまま電池にためられるので、変換で減る分が少なくなります。太陽光のパワコンを替える時期(10〜15年目)の家なら、1台で済みます。
一方で、パワコンの部分が壊れると、蓄電池ごと修理になることがあります。違いはハイブリッド型と単機能型の違いで書いています。
燃えにくいLFPの電池を使う
電池の種類は、旧型の NMC 系(ニッケル・マンガン・コバルトを使う電池)からLFP(リン酸鉄リチウムイオン電池)に変わりました。熱に強く、充電・放電の回数にも強い電池です。
| LFP | NMC系 | |
|---|---|---|
| 熱への強さ | ◎ 強い | △ 比べると弱い |
| 回数の目安 | ◎ 3,000〜5,000回 | ○ 2,000〜3,000回 |
| 同じ量の大きさ | △ 大きい | ◎ 小さい |
LFP=パワーウォール3、NMC系=旧型。回数は、使い切る条件での材料の目安です。メーカーのカタログの回数(10,000回など)は、浅く使う条件で測ることが多く、そのまま比べられません。



EV では、同じ重さでどれだけためられるかが走れる距離に直結します。家に置く蓄電池は、置き場所さえあれば大きさは問題になりにくいです。安全と寿命を取る LFP は、家庭用には理にかなった選び方だと思います。
電池が傷む仕組みは、リチウムイオン電池はなぜ劣化する?で書いています。
最大4台まで増やせる
テスラ公式によると、最大4台(1つのシステムで最大54kWh)までつなげます。
東京都の補助金は1戸ごとの額なので、2台目からどう数えられるかは、申し込む前に施工会社に確かめてください。
国産の蓄電池と比べると?
出力と1kWhあたりの値段はパワーウォール3が上、保証の長さは国産が上です。
| パワーウォール3 | 国産(10kWh級) | |
|---|---|---|
| 容量 | 14.4kWh | 10kWh前後 |
| 出力 | 9.6kW | 5.5〜5.9kWが多い |
| 工事込みの値段 | 187万円(例) | 約168万円 |
| 1kWhあたり | 約13万円 | 約17万円 |
| 保証 | 10年 (有償で延長) | 15年が多い |
| 都の補助金 (DR参加) | 154万円 | 110万円 |
| 都の補助金 (不参加) | 120万円 | 100万円 |
国産の値段=13県の県の共同購入(令和8年・10kWh・税込・工事込み)で決まった値段の真ん中。1kWhあたりは、値段を SII に登録された容量で割った目安です。
出力と値段では上回る
出力9.6kWは、国産の主な機種(ニチコン・長州産業の5.9kW など)の約1.6倍です。
工事込みの値段も、187万円の例なら1kWhあたり約13万円で、国産の約17万円より安くなります。
保証の長さでは国産が上
国産は15年保証が多く、同じ会社に長く見てもらえます。長く同じ会社に面倒を見てもらいたい人は、テスラより国産のほうが安心です。
施工会社が多く、何社かから見積もりを取って比べやすいのも、国産の強みです。
DRに参加すると補助金の差が開く
上限が外れると、容量が大きいほど補助金が増えます。14.4kWhのパワーウォール3は154万円、10kWhの国産は110万円です。
DR実証に参加しないと、12kWhを超える蓄電池はどれも120万円で止まります。



テスラは出力・方式・電池を一度に大きく変えてきました。国産は長い実績と保証で勝負しています。どちらが上というより、何を大事にするかで選ぶ製品だと思います。
6社を比べると、うちに合うのはどこ?
テスラを含む6社を、1kWhあたりの値段・保証・容量の選べる幅で並べました。 → 読んでみる


どこで買うのがいい?
買う窓口は3つです。
| 窓口 | 値段 | 施工会社 |
|---|---|---|
| テスラのサイト | 出ていない | テスラがつなぐ |
| ヤマダデンキ | 出ていない | 発表に記載なし |
| 認定の施工会社 | 出している会社もある | 自分で選べる |
テスラのサイトから申し込める
テスラのサイトから申し込むと、住んでいる地域の認定の施工会社から連絡が来ます(テスラの発表)。どの会社になるかは、テスラ側が決める形です。
ヤマダデンキでも買える
8月4日から、沖縄県を除く全国のヤマダデンキで売っています。会社の資料では、ベスト電器・マツヤデンキの店(一部を除く)も入っています。
値段は出ていないので、店で見積もりを取ります。どの施工会社が工事をするかも、発表には書かれていません。
認定の施工会社に直接頼める
認定の施工会社に直接頼むと、何社かの見積もりを比べられます。値段を出している会社もあります。DMM は10月から受付を始める予定です。
おすすめはエコ発電本舗
いちばんのおすすめは、エコ発電本舗(株式会社ゼロホーム)です。理由は3つです。
エコ発電本舗をすすめる理由
- 1テスラ認定の施工会社で、本体の値段(120万円程度)を公式サイトに出している
- 2保証を有償で15年・20年に延ばせて、工事の保証は15年
- 3北海道を除く全国に対応している
申し込むときは、見積もりフォームの蓄電池の欄で「テスラ」を選びます。東京都で DR実証に参加するつもりなら、そのことも伝えてください。
よくある質問
8月3日に日本で販売が始まりました。
テスラは「設置は9〜10月以降の見込み」と発表していて、施工会社によって9月中旬から順に工事を始めています。
ヤマダデンキは値段を出していません。店で見積もりを取って確かめます。
認定の施工会社が出している例では、工事込みで187万円(税込)です。
コストコの通販では、2023年12月から旧型のパワーウォールを売っていました(関西の6府県・工事はゴウダ)。
パワーウォール3をコストコで売るという発表は見当たらず、9月28日に通販で「テスラ」を検索すると0件でした。
対象外です。パワーウォール2は SII に登録されていないので、東京都の補助金も国の補助金も使えません。
テスラは申請をしません。認定の施工会社が手伝う形です(テスラの補助金のページ)。
DR実証に参加するなら、アグリゲーターに登録された販売店に申請を任せる決まりです。
9月時点で、撤退の発表はありません。8月に新しい機種を日本で出し、補助金の対象の登録まで済ませました。
ヤマダデンキとエクソルが取り扱いを始め、DMM も10月から売る予定です。
先のことは分からないので、保証の中身と、施工会社が長く面倒を見てくれるかで判断してください。
パワーウォール3の LFP は、熱に強い電池です。
なお、2025年11月に米国で、旧型パワーウォール2の一部(2020年11月〜2022年12月の販売分・約1万500台)が過熱のおそれでリコールされました。日本の製品が対象かは、この記事では確かめられていません。
リコールは旧型の話で、パワーウォール3は熱に強い LFP に変わっています。
まとめ
パワーウォール3は、東京都なら DR実証に参加して最大154万円の補助金が出る蓄電池です。工事込み187万円の例なら、払うのは約33万円です。
やることは3つ
- 1東京都なら、DR実証に参加するかを先に決める(154万円か、120万円か)
- 2見積もりは、テスラ認定の施工会社を含めて何社かから取る
- 3契約は、事前申込の受付の通知が届いてからにする



値段と補助金が見えたいま、パワーウォール3は「値段が分からない外国製」ではなくなりました。都内で太陽光のある家なら、自信を持って勧められる蓄電池です。
パワーウォール3の見積もりを取るなら、テスラ認定のエコ発電本舗
テスラ認定の販売施工会社で、パワーウォール3の本体の値段(120万円程度)を公式サイトに出しています。保証は有償で15年・20年に延ばせます(北海道は対応エリア外)。
太陽光・蓄電池・V2Hのすべてに対応し、自社施工で中間マージンがない分だけ価格を抑えやすいのが強みです。
各メーカーの価格を公開しているので相場の目安もつかめ、補助金活用のサポートもあります(戸建て住宅の所有者向け)。
※見積もりサイトの選び方は→見積もりサイトの選び方・使い方。
戸建所有者向け ・ 補助金活用サポート ・ 完全無料
- ✓ 全国450社以上・加盟店は審査を通過(施工実績/財務/法令順守)
- ✓ 東証プライム上場企業(株式会社じげん)が運営・個人情報は暗号化管理
- ✓ 太陽光・蓄電池・V2H・卒FIT後の後付けまで相談できる
国産の蓄電池とも比べてから決めたいなら、グリエネ
保証の長い国産の蓄電池も候補に入れるなら、同じ条件で国産の見積もりを並べておくと比べやすくなります。
グリエネなら太陽光+蓄電池をまとめて、審査を通過した優良企業から最大5社の見積もりを無料で比較できます。
運営スタッフが先に要望を確認するので、いきなり各社から電話が殺到することもありません。
※見積もりサイトの選び方は→見積もりサイトの選び方・使い方。
最大5社・完全無料。申し込み後の流れが不安な方はグリエネに実際に申し込んで分かった入口・断り方もどうぞ。
テスラ公式サイト: Powerwall – テスラジャパン
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家庭用蓄電池を入れるかどうか、判断の順番を本にまとめました
同じ蓄電池でも、得する家と損する家に分かれます。
①我が家に向くか②何年で取り返せるか③どのメーカーを選ぶか④この見積書で契約していいか
4ステップで入れる・やめるを中立に判断し、納得して決められる一冊です。





