省エネタイガーで見積もりを取ろうとしたとき、まず気になるのは「どんな会社なんだろう」というところだと思います。
太陽光や蓄電池はまとまった買い物ですし、置いたあとも10年以上つき合う設備です。あまり名前を聞かない会社だと、少し構えてしまいますよね。
そこで、大手メーカーで電池開発に長年携わってきた筆者が調べました。
会社の登録を公的な資料と照らし合わせ、Googleのクチコミ120件をすべて確かめ(平均★4.9・★3以下はゼロ/2026年9月時点)、申込フォームも送信の直前まで自分で進めています。
調べ終えたいま、ここは見積もりを頼んでいい会社だと思っています。東京都の事業で、財務やアフター体制の審査を通った施工会社に選ばれていました。

低い評価も出てくるだろうと思って読みましたが、最後まで出てきませんでした。
読み終えるころには、問い合わせて大丈夫そうか、費用はどのくらいか、見積もりで何を確かめればいいかが分かります。
なお省エネタイガーは、東京都で補助金を使って太陽光や蓄電池を導入する、戸建てにお住まいの方に向いたサービスです。
この記事を書いた人
蓄電ラボ管理人
大手メーカーでリチウムイオン電池の開発に長年従事。さまざまな機器の電池設計・評価で培った知見をもとに、家庭用蓄電池の技術を中立的な立場で解説しています。
省エネタイガーは信頼できる会社か
省エネタイガーは、株式会社PFAが運営する太陽光・蓄電池の販売施工サービスです。
大きな金額を払って、そのあと10年以上つき合う相手です。任せて大丈夫な会社かどうかは、先に知っておきたいところだと思います。会社概要と公的な資料で、4つのことを確かめました。
運営会社は株式会社PFA
会社概要に載っている内容は次のとおりです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 運営会社 | 株式会社PFA |
| 代表取締役 | 坂口 慶 |
| 資本金 | 3,000万円(準備金を含む) |
| 所在地 | 東京都西東京市住吉町5丁目11-23 |
社名だけでなく、代表者名・資本金・所在地まで公開されています。ここが分かるだけでも安心できます。
会社概要には、公的な登録の番号や掲載先が並んでいます。
- 電気事業者登録 第20251051号
- インボイス登録番号 T9180001150099
- 東京都の共同購入事業 担当施工事業者(令和8年度・第1次募集)
- 川崎市「かわさき太陽光広場」への掲載
- クール・ネット東京 DR実証ポータルへの掲載
下の3つは、東京都や川崎市が運営するサイトに事業者として載っているものです。自社のサイトで名乗っているだけではありません。
従業員は約30人、体制は都が審査済み
タイナビ(太陽光・蓄電池の見積もりサイト)の会社紹介によると、省エネタイガーは2022年設立で、従業員は約30人です。同じ表では、実績数を年間700件としています。
見積もりは、導入に多く携わってきた担当者が作ります。公式サイトは、その担当者の過去の導入実績を3,500件超としています。
人数や体制については、東京都が先に確かめています。東京都には、太陽光と蓄電池をまとめて安く買えるようにする共同購入の仕組みがあります。株式会社PFAは、蓄電池の施工を担当する会社として都の資料に名前が載っています。
担当するのは、世田谷区や立川市、府中市など18の自治体です。
ここに載るには、審査を通る必要があります。都が公表している手順では、財務の状況、保険への加入、人員の体制、設置後に問題が起きたときの対応体制などを見られます。
そのうえで面談があり、通った会社だけが入札に参加できます。
お金の面と、売ったあとの体制を、都が先に確かめている。そのうえで名前が残っている会社です。
蓄電ラボ管理人会社概要に並ぶ川崎市とクール・ネット東京の掲載は「登録」であって、審査つきの認定ではありません。クール・ネット東京の資料にも、優良な事業者として認定するものではないとはっきり書かれています。ここを「東京都のお墨付き」と読むのは正しくないので、上の共同購入とは分けて見てください。
機器の保証(メーカー保証と出力保証)を出すのはメーカーです。会社の大きさで変わるのは工事の保証(施工保証)で、年数は見積もりのときに一言聞けば分かります(施工保証の聞き方)。
会社として持っている資格は、第二種電気工事士、瓦屋根工事技士、2級建築施工管理技士、2級建築士、給水装置工事主任技術者の5種です(タイナビの会社紹介より)。
よくあるトラブルの手口は見当たりません
太陽光や蓄電池の訪問販売には、国民生活センターが注意を呼びかけている手口があります。その手口と、会社を確かめる方法に、省エネタイガーを当てはめてみました。
| 見分け方 | 省エネタイガー | 確かめた先 |
|---|---|---|
| 頼んでいないのに来る | 問い合わせた人にだけ連絡 | 求人票・施主の証言4件 |
| 「今日だけ」と急かす | 急かされた話がない | Googleのクチコミ120件 |
| 会社の中身が見えない | 代表者・資本金・登録番号を公開 | 会社概要 |
| 行政処分を受けている | 処分例・裁判例に見当たらない | 消費者庁・裁判所 |
※上の2行は、国民生活センターの「家庭用蓄電池の勧誘トラブルにご注意!」(2021年6月公表)と「太陽光発電システムの点検商法が急増!」(2025年6月公表)にある手口です。行政処分は、消費者庁「特定商取引法ガイド」の執行状況(2021年度〜2026年9月17日の531件)と、裁判所の裁判例検索で確かめました(2026年9月27日時点)。
急かされた話がないかは、クチコミ120件の言葉で確かめています。「急か」「今日中」「今日だけ」「しつこい」は、1件もありませんでした。「強引」「押し売り」が出てくる口コミもありましたが、どちらも「一切なく」という文でした。
連絡の来かたと、その場で契約したときの解約のしかたは、問い合わせの章で詳しく書いています。
実在する会社かどうかは、これではっきりしたと思います。あとは、どんな機種を勧めてくる会社なのかというところです。
太陽光・蓄電池の取扱メーカーは30社
公式サイトのトップでは、取扱メーカーを30社としています。扱えるメーカーの数は、勧められる機種が偏るかどうかに関わってきます。
- 住友電工/Panasonic/DAIKIN/三菱電機/HITACHI
- maxeon/CanadianSolar/SUNTECH/SOLAR FRONTIER/長州産業
- SHARP/KYOCERA/nichicon/omron/Qcells
Panasonic、シャープ、京セラ、三菱電機、長州産業、ニチコン。国内でよく名前の挙がるメーカーは、ひととおり揃っています。
扱えるメーカーが1社だけだと、どうしてもその1社を勧める話になります。30社あれば、屋根の向きや広さ、置ける場所、予算に合わせて選べます。
希望のメーカーがあるなら、それを候補に残したまま話を進められます。機種を決める段になると、この差は大きいです。
ここまでで、どんな会社なのかは分かりました。勧められる機種にも偏りがありません。
とはいえ、いちばん知りたいのは「実際に頼んだらどうなるのか」だと思います。話がどう進んで、自分のペースで決められるのかどうか。
ここからは、実際に頼んだ方のクチコミを見ていきましょう。
省エネタイガーの口コミ120件で多かった声
公式サイトは、満足度を98.7%としています。Googleのクチコミでも、120件で★4.9でした(2026年9月時点)。
108件が★5で、残る12件が★4です。★3以下はありません。
Googleクチコミ120件の内訳(平均★4.9)
※Googleマップのクチコミを全件確認(2026年9月27日時点)
書かれている言葉を数えていくと、なぜこれだけ評価が高いのかが見えてきました。
いちばん多かったのは、説明がわかりやすいという声でした。
多いのは、説明がわかりやすいという声
120件のうち、文章が書かれているのは114件です。そのうち53件が、説明や質問への答え方を「丁寧」「わかりやすい」とほめています。
「丁寧」という言葉だけなら72件に出てきて、いちばん多い言葉でした。「安心」と書いた57件でも、一緒に出てくる言葉でいちばん多いのは「説明」(20件)です。
例えば、こんなクチコミです。
その場で見積りを出していただいただけでなく、様々な質問へのレスポンスをとても迅速に丁寧に回答していただき、とてもありがたかったです。
Googleのクチコミより・★5
聞いたことに、その場で答えが返ってくる。同じ趣旨の声が、言い方を変えて何度も出てきます。
補助金の申請は、任せられたという声
補助金の申請や手続きに触れた口コミは22件ありました。そのうち17件は、申請を任せられた、代行してもらえた、スムーズだったという中身です。
補助金申請や各種手続きも驚くほどスムーズで、面倒な作業はほぼお任せ状態でした。
Googleのクチコミより・★5
申請の前の説明で安心した、という声もあります。
見積もりは複数取った方が良いとのことで見積もりサイトにアクセスしたら早速省エネタイガーの営業の方からコンタクトがありました。都の補助金は最初は半信半疑でしたが、その仕組みや確実に受けられるとの説明を聞き安心しました。
Googleのクチコミより・★5
東京都の補助金は金額が大きいぶん、本当に下りるのかが最後まで気になります。そこを説明で解消できたという声が、いくつも並んでいました。
分からないまま契約させない。ここは評価していいところだと思います。
工事の日の対応をほめる声も多い
工事や職人さんの仕事ぶりをほめる文は、65件の口コミにありました。
施工は5人の職人さんが来られて、皆さん親切で礼儀正しく丁寧に施工をしてくれました。
Googleのクチコミより・★5
朝8時に始まって14時には終わった、朝いちばんに近所へあいさつに回ってくれた、という書き込みもあります。頼んだあとの様子が、かなり具体的に想像できます。
機器そのものは、同じメーカーの同じ型番ならどこで買っても中身は変わりません。会社ごとに差がつくのは、説明や工事といった、そこにたどり着くまでの進め方です。クチコミがここに集まるのは、自然なことだと思います。
※引用したクチコミは2026年9月27日時点でGoogleに公開されているものです。
★4の12件で、不満が書かれていたのは5件
★4の12件も、すべて確かめました。文章があるのは9件で、そのうち5件に不満が書かれていました。中身は1つずつ違います。
- 見積もりのあとの現地調査でパネルが増え、金額も上がった契約は、現地調査のあとに出る見積もりで決めれば防げます(下の図)
- 工事までのやりとりに行き違いがあり、その場で決めたことが不安だったその場で決めてしまっても、8日以内なら解約できます
- 補助金の書類の準備が工事の日に始まり、受付に間に合うか心配だったこの口コミには、会社が謝る返信を付けています
- 工事の担当者に、少し気になるところがあった何が気になったのかは書かれていませんでした
- 補助金が決まるまで時間がかかり、工事が約半年後になった内容には満足と書かれています。同じ理由で遅れた声は、ほかにも5件ありました(すぐ下)
いちばん具体的だったのは、見積もりのあとに金額が上がったという声です。現地調査で設置できるパネルの枚数が増えたためで、最初の見積価格のままにしてほしかった、と書かれていました。
見積もりの金額は、どこで動くのか
その場見積もり
初回訪問で出る概算
現地調査
屋根や周辺を実測
正式見積もり
実測を反映した金額
契約
正式な金額で決める
現地調査をしない見積りは参考程度とし、そのまま契約しない
※これは流れの一例です。現地を確認する前に出た金額は、あとから変わることがあります。注意帯の一文は東京都地球温暖化防止活動推進センター(クール・ネット東京)の呼びかけより。



現地調査の前に出る見積もりは、どの会社でも概算です。東京都の公的機関も「現地調査をしない見積りは参考程度とし、そのまま契約したりしないでください」と呼びかけています。契約するかどうかは、現地調査のあとに出てくる見積もりで判断してください。
金額が動くこと自体より、動いたときに理由の説明があるかどうかが分かれ目だと思います。
この2か月は、補助金の審査待ちで工事が遅れた声が6件
2026年9月時点で、投稿から2か月以内の口コミに、補助金の審査を待つあいだに工事が遅れたという声が6件ありました。7月に読んだときには無かった声です。
遅れた理由として書かれているのは、どれも補助金の審査や決定を待ったことです。会社の段取りのせいだと書いた口コミはありません。6件のうち5件は★5でした。
今年は補助金の申請が5月末ころに殺到したため、どの業者さんでもものすごく忙しかったようですが、わがままなフォローに対応していただきレスポンスも良かったと思います。
Googleのクチコミより・★5
2026年は5月29日に、国の蓄電池の補助金(DR補助金)が予算に達して受付を終え、同じ日に東京都の蓄電池の補助金の事前申込が始まりました。口コミにある「5月末ころ」は、この日と重なります。(出典:環境共創イニシアチブ・クール・ネット東京)
審査に時間がかかって何度も進み具合を問い合わせたけれど、そのたびにすぐ答えてもらえた、という声もありました。
- 最初の連絡のときに、希望の時期を伝えておく
- 急ぐ事情がなくても、補助金の審査を待つ期間を見込んで、相談は早めに始める
ここまでは、実際に頼んだ方たちが書き残してくれたことでした。
次は、頼むといくらかかるのかを見ておきます。
頼むと、費用はいくらかかる?
省エネタイガーの公式サイトには、料金表は載っていません。金額は、家を見てもらったあとの見積もりで出てきます。
そこで、蓄電ラボのほかの記事で調べた相場を、3つだけ置いておきます。
セットの目安は240万〜350万円
太陽光5kWと蓄電池10kWhをセットで付けると、約240万〜350万円が目安です。国が公表している価格データから組み立てた金額で、補助金を使った人の契約価格なら約240万円、補助を使わない実勢の価格なら約300万〜350万円でした。
見積もりがこの幅から大きく外れていたら、何の分なのかを聞いてみてください。セットの見積もりが相場から外れていないかは、内訳ごとに確かめられます。
都の補助は、蓄電池1kWhあたり10万円
東京都は、蓄電池1kWhあたり10万円を補助しています(上限120万円・2026年度)。太陽光にも、別の補助があります。
例えば中野区で10kWhの蓄電池(機器と工事で約175万円)を付けると、都と区の補助で110万円が戻り、実質の負担は約65万円です。都の電力の実証(DR)に参加すると、実質の負担は約50万円まで下がります。
お住まいの区や市だと、実質いくらになるかは、容量別に計算しています。
口コミには、補助金の入金額まで書いた人もいました。太陽光に80万4,000円、蓄電池(19.9kWh)に238万8,000円が入り、自己負担は合わせて約32万円だったそうです。
238万8,000円を19.9kWhで割ると1kWhあたり12万円で、2025年度の単価と同じです。2026年度の単価は10万円です。
なお、2026年10月1日以降に都の事前申込をする場合は、補助の対象になる機器が、国の2026年度の登録に載った機種だけになります。10月から相談を始める方は、この条件も頭に入れておいてください。(出典:クール・ネット東京)
電気代は、年6万〜15万円下がる
家を建てるときに太陽光(5.5kW)と蓄電池(10kWh)を一緒に付けると、電気代は年に約15万円下がる計算です(初年度)。
すでに太陽光があり、10年の売電の期間(FIT)が終わった家が蓄電池だけを足す場合は、得になるのは年に約6.4万円です。売っていた電気を自分の家で使うぶん、買う電気が減ります。
年約15万円と年約6.4万円は、どちらも蓄電ラボで試算した数字です。太陽光と蓄電池で、年にいくら得になるかは、4つのパターンで計算しています。
金額の目安が分かったところで、いちばん気になるのは、自分が問い合わせたらどうなるか、というところだと思います。連絡がどんなふうに来るのか、というのも含めて。
そこで、申し込みフォームを最後の画面まで開いて、設問を1つずつ確認しました。そのあと何が起きるのかも、あわせて調べています。順に見ていきます。
問い合わせると、何が起きるのか
フォームの入力は1.5〜3分で終わります。送信すると省エネタイガーから連絡が入り、日程を合わせて自宅まで来てもらう流れです。
自宅の状況を見てもらったうえで、機種と金額の提案を受けます。契約するかどうかを決めるのは、そのあとです。
その場で契約してしまっても、8日以内なら無条件で解約できます。押し切られて終わり、ということにはなりません。
申し込みフォームは3分ほどで終わります
実際に送信の直前まで進めてみました。聞かれるのは、次の順番です。
- 氏名
- 郵便番号(都道府県・市区町村は自動で入ります)と番地
- 携帯電話番号・メールアドレス
- 住宅の種類
- 築年数
- 年齢
内訳は手入力が5項目、選択が3項目です。住所を丸ごと打ち込む必要はありません。思っていたより、あっさり終わります。
ひとつだけ気をつけるところがあります。入力内容をまとめて見返す確認画面はありません。送信ボタンを押す前に、その画面で一度見直してください。
申し込みフォームの6画面(2026年7月に実際に開いたもの)












送信はしていません。枠の中に見えている文字は、サイト側が用意している入力例です。
連絡が来るのは、省エネタイガー1社だけです
一括見積もりサイトは、1回の入力で複数の会社に情報が渡る仕組みです。だから、登録された会社の数だけ連絡が来ます。
省エネタイガーのフォームは、そうではありません。申し込み先は、この1社だけです。プライバシーポリシーにも、本人に無断で個人情報を第三者に渡すことはない、と明記されています。
何社もから電話が来るのが嫌で見積もりをためらっている方には、ありがたい仕組みだと思います。
ただし、連絡は電話で来ると思っておいてください。個人情報の利用目的に、電話で連絡する旨がはっきり書かれています。メールのやり取りだけで終わるとは限りません。



クチコミ120件を確かめても、急かされた、強く迫られたという話は出てきませんでした。ただ、目の前に営業の方がいると、断りにくいものですよね。その場で決めなくて大丈夫です。持ち帰って、他社の金額と並べてから決める。それでも押し切られてしまったときのために、8日間の逃げ道が法律で用意されています。
その場で契約しても、8日以内なら解約できます
クーリング・オフとは、契約したあと一定の期間内なら、無条件で契約を解除できる制度です。
Webで見積もりを頼み、自宅に来てもらって提案を受け、その場で契約する。この形なら、通常はクーリング・オフの対象になります。
消費者庁も、見積りだけを目的に訪問を依頼したケースを挙げています。その場で契約しても対象から外れることはない、という解説です。
自分が当てはまるかどうかを、その場で判断する必要はありません。契約書面を見てください。クーリング・オフができる旨が、そこに書かれているはずです。
もし書かれていなければ、その書類は法律上の契約書面と認められません。つまり、8日のカウントはまだ始まっていないということです。
数え方も決まっています。
- 起算日は、契約書面を受け取った日を1日目として数えます(初日を含みます)
- 通知はメール、事業者サイトの専用フォーム、FAXでも可能です
- 発した時点で効力が生じます(8日以内に出せば、届くのが9日目でも有効です)
- 工事が済んでいても、工事代金は請求されません
- 工事部分については、無償で原状回復を請求できる旨が定められています
これは特定の会社を疑う話ではありません。訪問を受けて契約する形すべてに、買う側の逃げ道として用意されている仕組みです。知っておくだけで、訪問の日を落ち着いて迎えられます。
入力は数分。連絡は1社から。断りたければ持ち帰ればよく、契約してしまっても8日間は戻せます。
では、実際に契約したあとはどうなるのか。蓄電池は10年以上使う設備です。
契約したあと、何をしてくれるのか
標準的な工事は半日から1日で終わります。当日のうちに、停電したときに電気が切り替わるかどうかまで確認します。
そのあとについて同社は施工事例で、補助金の申請代行と、2年に1度の定期点検・太陽光パネル洗浄の無償実施を説明しています。
補助金の申請は代行してくれます
同社は施工事例で、申請書類の準備から提出、交付決定までを自社で代行していると説明しています。
東京都の補助金は申請の手続きが煩雑で、導入の実務では一番手間のかかる部分になります。


ここを任せられるだけでも、頼む価値があります。書類を自分で揃えて出すとなると、かなりの手間になります。
点検とパネル洗浄は、2年に1度無償と説明
同社は施工事例で、2年に1度、蓄電池が壊れるまでの間、定期点検と太陽光パネルの洗浄を無償で行っていると説明しています。
あわせて公式サイトには、保証や修理の申請を同社が取りまとめると記載されています。
いずれも施工事例とサービス案内での説明です。実際に何年ごとで、無償がいつまでなのかは、見積もりのときに直接確かめてください。こちらで確認できたのは、同社がそう説明しているところまでです。
聞いておくのは、施工保証の年数だけです
保証と言っても、守るものが3つに分かれています。
- メーカー保証機器そのものと、蓄電池の容量を守ります
- 出力保証太陽光パネルの発電量を守ります
- 施工保証工事のしかたを守ります
上の2つを出すのはメーカーです。ただしメーカーが認めた会社が工事をして、メーカーに申請を出すことが条件になっています。
パナソニックは保証のページで「当社が定めた登録施工店による設置工事であること」を挙げ、そのうえで申請が必要だと書いています。
つまり3つとも、工事をする会社しだいです。そしてその申請について、省エネタイガーは公式サイトで「保証・修理の申請も当社が取りまとめる」と書いています。
残るのが施工保証の年数です。ここだけは公式サイトに書かれていません。広告ページの画像に「15年〜20年」「最長30年」とありますが、機種によって異なるという注記が付いています。
見積もりのときに、ここだけ一言聞いてください。定期点検の期限も、手続きの範囲も、向こうの説明のなかで出てきます。
引き渡し後にやってくれること、保証がどこまで付くか。ここまでで材料は出そろいました。最後に、頼む前に知っておきたいことを整理します。
省エネタイガーのメリットとデメリット
ここまで見てきたことを、頼むかどうかの判断材料に組み直します。
先に、申し込める条件からです。
この4つに当てはまるかどうか
4つとも当てはまるなら、このあとのメリットとデメリットを見てください。
一括見積もりサイトとの違いは、連絡の数
太陽光や蓄電池の見積もりを頼む先は、大きく2つに分かれます。一括見積もりサイトにまとめて出すか、施工する会社へ直接頼むかです。省エネタイガーは後者にあたります。
一括見積もりサイトは、1回の入力で複数の会社に情報が渡ります。金額を並べて比べられるのが利点ですが、連絡も会社の数だけきます。
省エネタイガーに頼むと、連絡は1社だけです。そのかわり、金額を比べたいなら自分で他社にも声をかけることになります。同社もよくある質問で相見積もりを勧めているので、そこは気兼ねしなくて大丈夫です。
強みは、手続きの窓口が1社で済むこと
いちばん大きいのは、手続きを引き受けてくれる点だと思います。補助金の申請も、保証を使うときの申請も、窓口が同じ1社になります。
ほかにも、調べて確かめられた強みを並べておきます。
- 東京都の共同購入事業で、施工を任される会社に選ばれている財務・保険・人員体制・設置後の対応まで審査され、面談と入札を通っています
- 補助金の申請を、事前の申込から実績報告まで代行してくれる。追加費用はかからない
- 保証や修理の申請も、この会社が取りまとめると公式サイトに書かれている
- 取扱メーカーは30社。現地を見たうえで提案するので、機種を1社に絞られない
- 連絡が来るのは、この1社だけ申込フォームを実際に送信の直前まで進めて確認しました
- 標準的な工事は半日から1日。当日のうちに停電時の切り替え動作まで確認する
弱みは、保証年数が公式に書かれていないこと
いちばん気をつけたいのは、施工保証の年数が公式サイトに書かれていないことです。見積もりのときに一言聞けば分かります。
- 施工保証が何年かは、公式サイトに明記されていない広告ページの画像の中にだけ「15年〜20年」「最長30年(※機種によって異なります)」とあります。自分の機種が何年になるかは確認する必要があります
- 金額を比べたいなら、自分で他社にも声をかけることになる一括見積もりサイトと違い、1回の入力で複数社には渡りません



聞くことをたくさん用意していく必要はありません。施工保証の年数だけ、こちらから一言聞いてください。あとは見積もりの説明のなかで出てきます。
条件に当てはまって、デメリットも許せる範囲なら、そのまま問い合わせて大丈夫です。
当てはまらなかった場合や、そもそも蓄電池を入れるべきか迷っている場合は、こちらから読んでください。
そもそも太陽光・蓄電池はやめたほうがいい?
会社が信頼できるかどうかと、自分の家に入れるべきかどうかは、別の物差しで考えたほうが早く決まります。
よくある質問
省エネタイガーは、株式会社PFAが運営しているサービスです。会社概要に社名・代表者・資本金・所在地が掲載されています。
公式サイトに対応エリアの記載はありません。施工事例から確認できるのは、東京・神奈川・千葉・群馬の4都県です。
求人票の記載、問い合わせ用アドレスが「reaction@」であること、施主の証言4件から、問い合わせた人にだけ連絡する反響営業の形と読み取れます。Googleのクチコミ120件にも、急かされた、しつこいという声はありませんでした。また、訪問を受けてその場で契約した場合も、通常はクーリング・オフの対象になります。
Googleのクチコミ120件は★5と★4だけですが、★4の12件のうち5件には、金額が上がった、連絡に行き違いがあった、工事が半年後になったなど、不満がそのまま書かれていました。不満の書かれた口コミに、会社が謝る返信をしているものもあります。口コミを読むときは、★の平均より、★4に何が書かれているかを見るのがおすすめです。
東京の戸建てなら、問い合わせて大丈夫な会社
省エネタイガーについて、こちらで確かめられたことを並べました。
- 会社の記録は、番号と事業者名で照合できます
- クチコミは120件・★4.9で、★3以下は0件でした(2026年9月時点)
- 費用の目安は、太陽光5kW+蓄電池10kWhで約240万〜350万円。都の補助は蓄電池1kWhあたり10万円です
- 申し込みフォームは6ステップ・8項目、1.5〜3分で終わります
- その場で契約しても、通常は8日間戻せます
- 補助金の申請も、保証を使うときの申請も、窓口はこの1社です
- 自分から聞くのは、施工保証の年数の1つだけで足ります
- 定期点検とパネル洗浄は、2年に1度、無償で行うと説明されています
- 2026年9月までの2か月の口コミに、補助金の審査待ちで工事が遅れた声が6件ありました。時期に希望があれば、最初に伝えておくと安心です
会社としては、安心して問い合わせていい相手だと思います。あとは、自分の家の条件と金額が合うかどうかです。
やることは1つです。申し込みフォームを送って、見積もりを出してもらう。聞くのは、施工保証の年数だけで足ります。
東京都の戸建てで、補助金を使って導入したい。その条件に当てはまるなら、一度、見積もりを取ってみてください。自信を持っておすすめできる会社です。
- ✓Googleクチコミ120件・平均★4.9(★3以下は0件/2026年9月時点)
- ✓取扱メーカー30社から、屋根と予算の条件で選べる
- ✓東京都の補助金は申請書類の準備から交付決定まで代行
東京都の戸建てで補助金を使うなら、まずは条件を出してもらうところから始めてください。
申し込み先は省エネタイガーの1社だけ。入力は1.5〜3分で、聞かれるのは8項目です。
見積もりのときに聞くのは、施工保証の年数ひとつだけです。定期点検の期限も保証申請の代行範囲も、向こうの説明のなかで出てきます。
対応は東京都・戸建てが中心です。 東京都の補助金の全体像は東京都の蓄電池補助金の使い方で解説しています。
都外の人や、何社か比べたい人の頼み先は、別の記事にまとめています。


家庭用蓄電池を入れるかどうか、判断の順番を本にまとめました
同じ蓄電池でも、得する家と損する家に分かれます。
①我が家に向くか②何年で取り返せるか③どのメーカーを選ぶか④この見積書で契約していいか
4ステップで入れる・やめるを中立に判断し、納得して決められる一冊です。








