節電プロで見積もりを取ろうか迷って、口コミを探している方が多いと思います。
ところが、探してもなかなか出てきません。代わりに目に入るのは「怪しい」「詐欺」といった言葉で、余計に不安になりますよね。
そこで、大手メーカーで電池開発に長年携わってきた筆者が、一次情報だけで確かめました。
Googleのクチコミは0件ですが、これは評判が悪いからではなく、「節電プロ株式会社」という社名が2026年2月にできたばかりだからでした。
よそで引用されている悪い口コミは、同じグループの別会社に投稿されたものです(2026年7月時点)。

先に結論をお伝えします。東京都で戸建てにお住まいで、補助金の申請ごと任せたい方なら、見積もりを頼む相手として引っかかるところはありませんでした。行政処分の記録は消費者庁・東京都とも該当なし。
工事は下請けに出さず自社の電気工事士が行うと明記していて、扱っている蓄電池メーカーは東京都のPDFに載っています。
逆に、資料だけ取り寄せて比べたい方には向きません。申し込むとまず担当者から電話が来て、そのあと家に来てもらう流れだからです。マンション・賃貸の方と、東京都以外の方は、そもそも申し込めません。
節電プロはどんな会社か
まとまった金額を払って、10年以上つき合う設備です。どこの誰が売っているのかは、先に知っておきたいところだと思います。
東京都の戸建てに、太陽光と蓄電池をセットで売っている会社です
運営しているのは節電プロ株式会社です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 運営会社 | 節電プロ株式会社 |
| 代表取締役 | 平野 泰樹 |
| 所在地 | 東京都足立区東伊興1-16-6 |
| 設立 | 2019年11月 |
| 法人番号 | 7010001205103 |
設立は2019年11月です。ここは他のサイトと食い違うところで、節電プロを紹介している記事はどれも「2014年設立」と書いています。
国税庁の法人番号公表サイトで確認すると、この法人が指定されたのは令和元年11月6日でした。2014年という数字は、次に出てくるグループ会社のものです。
インボイスの登録番号も同じ法人番号で確認できました。実在していて、税務上の登録もある会社だということは、公的なデータベースの側から確かめられます。
もう1社「ビーシーエスジャパン」が出てくる理由
調べていくと、必ずもう1つの社名にぶつかります。ビーシーエスジャパン株式会社です。
これは両社が公式サイトで互いに言及している関係で、隠されているわけではありません。
節電プロのサービス案内には「節電プロは太陽光を専門に扱うBCSJAPAN株式会社が提供する…サービスです」と書かれています。
ビーシーエスジャパン側にも「詳しくは弊社の一般戸建て向けサービス『節電プロ』のサイトをご覧ください」というリンクがあります。
そしてビーシーエスジャパンの足立支社は「節電プロ運営本部」という名前で、住所が節電プロ株式会社の本店と同じです。
| 節電プロ株式会社 | ビーシーエスジャパン株式会社 | |
|---|---|---|
| 役割 | 東京都の戸建て向けの窓口 | 太陽光の施工・産業用も手がける |
| 設立 | 2019年11月 | 2014年6月 |
| 代表者 | 平野 泰樹 | 高 大朋 |
| 建設業許可 | なし | 東京都知事許可(般-2)第152705号 |
| 住所 | 足立区東伊興1-16-6 | 本社は荒川区/足立支社が同じ住所 |
蓄電ラボ管理人同じグループが、戸建て向けの窓口を「節電プロ」という名前で出している、という形です。産業用と家庭用で会社を分けているところは、この業界だとよくあります。
グループ側のサイトには「節電プロ事業(ビーシーエスジャパンと共同運営)」という記載があります。ただし、両社の資本関係や、契約するときの相手がどちらの法人になるのかは、どちらのサイトにも書かれていません。
ここは推測せずに、契約書を受け取ったときに社名を確かめるのがいちばん確実です。
工事は下請けに出さず、自社の電気工事士が行います
住宅の屋根や配線をいじる工事なので、ここは確かめておきたいところでした。


両社とも「下請けに出さず、自社の電気工事士が施工する」と書いています。契約を取る会社と工事をする会社が別だと、不具合が出たときに話がたらい回しになりがちです。そこが分かれていないのは、読者にとって効いてきます。
- 電気工事士在籍の施工会社です。下請けの施工会社に依頼している営業会社に比べ、工事のコストを大幅にカットすることが可能です。(節電プロ)
- 設備も自社仕入れ、施工も自社の電気工事士が行う為、コストを最大限削減することが可能です。(ビーシーエスジャパン)
建設業の許可を持っているのは、ビーシーエスジャパンのほうです(東京都知事許可(般-2)第152705号)。
節電プロ株式会社の名義では見つかりませんが、請負金額が500万円未満の工事に建設業の許可はそもそも必要ないので、「許可なく工事をしている」という話ではありません。
※電気工事業の届出番号は、東京都が名簿を公開していないため個別の照合ができませんでした。ただ電気工事業法では、届け出た会社は営業所ごとに主任電気工事士を置き、絶縁抵抗計や接地抵抗計といった検査器具をそろえることが決まっています。



つないで終わりではなく、検査して引き渡すところまでが仕事の範囲、という決まり方をしています。
扱っているメーカーは、東京都の資料に載っています
公式サイトを見ても、メーカー名はどこにも書かれていません。
代わりに一次ソースになるのが、東京都が公開しているDR実証の販売事業者リストです。2026年7月13日版のPDFに、節電プロが取り扱う蓄電池のメーカーが記載されています。
| 東京都の資料に記載されている蓄電池メーカー |
|---|
| オムロン ソーシアルソリューションズ/ニチコン/華為技術日本/エクソル/京セラ/DMM.com/長州産業 |
7社あります。国内でよく名前の挙がるメーカーはひととおり入っていて、屋根の向きや置ける場所に合わせて選べる幅があります。
しかも、この情報は読者が自分で都のPDFを開いて確かめられる形で公開されています。会社が自分で言っているのではない、というところが効いてきます。
なお、節電プロを紹介している記事のいくつかは「パナソニック、京セラ、長州産業」と書いていますが、パナソニックは公式サイトにも都のPDFにも出てきません。
- ✓法人番号・インボイス登録は国税庁のデータベースで確認できました。
- ✓工事は下請けに出さず、自社の電気工事士が行うと明記しています。
会社としては実在していて、誰が工事をするのかも記録で追えました。あとは、いくらになるかです。
※東京都・戸建て向けの窓口です。⚠️所有の一戸建てではない方(賃貸・マンションタイプ)は対象外です。⚠️現在太陽光をリースで契約中の方は対象外です。※補助金の受給金額を保証するものではありません。
会社としては実在していて、誰が工事をするのかも記録で追えます。ただ、会社概要を見ても「自分が頼んでいい相手か」は分かりません。次は、実際に頼んだ人が何と言っているかを探しました。
口コミを探しても出てこない — その口コミ、別の会社のものです
先に結論をお伝えすると、節電プロ自体の口コミは、ほとんど存在しませんでした。出回っているものは別の会社に対する投稿です。
探した場所と、そこにあったものを全部お見せします
どこを探して何が見つかったか、まとめて置きます。
| 探した場所 | 見つかったもの(2026年7月時点) |
|---|---|
| Googleマップ「節電プロ株式会社」 | 0件(写真も0枚・住所も未登録) |
| Googleマップ「ビーシーエスジャパン株式会社」 | 7件・★3.1 |
| 公式サイト「お客様の声」 | 準備中の表示のみ(2023年8月から) |
| 公式サイト「導入事例」 | 4件(会社が自分で載せたもの) |
| 電話帳ナビ(代表番号あて) | 6件 |
| X・Yahoo!知恵袋・みん評・note・5ch | すべて0件 |
利用者が自分から書いた声は、電話帳ナビの6件だけでした。好意的が4件、否定的が2件です。
否定の2件は「話の内容が支離滅裂」「現地調査には来たが、その後の連絡がない」というもので、気にする方が多い「しつこく営業された」型のクレームはありません。ただし匿名で6件なので、総意とは読めません。
なぜここまで少ないのか。理由は単純で、この社名がまだ新しいからです。設立は2019年11月ですが、「節電プロ株式会社」を名乗り始めたのは2026年2月20日(それ以前はG.S.E株式会社)。
サービスのサイトも2023年8月の開設です。
この名前で商売した期間は、まだ5か月半です。評価が悪くて数が付いていないのではなく、件数が積み上がるほどの時間が経っていません。



口コミが見当たらないことは、良い評価でも悪い評価でもありません。この記事では、口コミの代わりに何を見れば判断できるかを書いていきます。
上の件数は2026年7月に数えたものです。Googleマップで「節電プロ株式会社」と検索すれば、いま何件あるかはご自分で確認できます。増えていれば、それがこの記事より新しい実態です。
旧社名のころの実績も、戸建ての参考にはなりません
では、旧社名のG.S.E株式会社で探せば実績が出てくるのか。同じことが気になったので、そちらも見ました。
旧社名のサイトはいまも残っていて、会社概要のページが読めます。
そこに書かれている事業は「太陽光発電所販売事業」「太陽光発電所メンテナンス事業」、そして「節電プロ事業(ビーシーエスジャパンと共同運営)」の3つです。
代表挨拶にも「太陽光発電による投資を推進することを通じて…設立された会社です」とあり、もともとは個人の投資家に発電所を売る会社でした。
つまり、家庭の屋根に太陽光と蓄電池を置く事業は、この会社にとって新しいほうの柱です。「販売実績」というページもありますが、開いても見出しだけで、中身は何も載っていません。



戸建て向けの節電プロは、この会社にとって新しい事業です。ただし、同じグループのビーシーエスジャパンは2014年からある会社で、建設業の許可も持っています。新しいのは看板のほうで、施工の体制まで新しいわけではありません。
Googleのプロフィールは、社名を変えても投稿がそのまま引き継がれます。いまのプロフィールが空だということは、G.S.E株式会社だったころにも投稿は無かったということです。
検索で出てくる悪い口コミは、別の会社に対するものです
節電プロを紹介している記事には、★1の口コミが並んでいます。あれの出どころです。
ビーシーエスジャパン株式会社のGoogleプロフィールに投稿されたものでした。中身を読むと「九州の土地」「蓄電所」「オンライン監視のID」といった言葉が出てきて、産業用・野立ての太陽光の話です。
決定的だったのは★1の1件で、投稿本文に名指しされている代表者の名字は、ビーシーエスジャパン側の代表者のものでした。節電プロ株式会社の代表者は別の方です。
Googleが投稿内容から自動でつけるタグに「詐欺」という語が出てきますが、これも同じプロフィール側のものです。



東京都の戸建てに蓄電池を置いた人の声ではない、ということです。
良いほうの口コミも、出どころは似た話です。節電プロを紹介している記事を15本集めて数えたところ、13本が公式サイトの導入事例4件をそのまま載せていました(八王子市・国立市・板橋区・葛飾区)。
出典を書かずに「利用者の声」として載せている記事もあるため、読む側からは会社の掲載事例なのか独自に集めた口コミなのか区別がつきません。
良いほうも悪いほうも、節電プロを使った人が書いたものではありませんでした。どちらも、頼むかどうかの判断には使えません。
行政処分の記録は、消費者庁・東京都とも該当なしでした
口コミで判断できないなら、記録で確かめるしかありません。ここは結果が出ています。
消費者庁が公開している特定商取引法の行政処分事例、全517件を機械的に検索して、節電プロ株式会社は該当しませんでした。東京都が公表している処分事業者の一覧17本も同じで、該当はありません。



利用者の声が見つからないことと、記録に問題があることは別の話です。少なくとも、行政から処分を受けた記録は出てきませんでした。
他人の体験がほとんど残っていない会社でした。代わりに、公的な記録のほうには問題が出てきません。では自分が問い合わせると、実際に何が起きるのか。ここからは自分で確かめた記録です。
問い合わせると、何が起きるのか
申込フォームを、送信の直前まで実際に進めてみました。
入力するのは7項目、1画面だけです
フォームは1ページで完結します。ステップに分かれていません。
入力欄は上から、郵便番号・都道府県・市区町村以降の住所・お名前・携帯電話・メールアドレスの6つと、住宅の種類を選ぶボタンです。
郵便番号を入れると、都道府県と市区町村が自動で入ります。手で打つのは実質5か所です。
画面の上半分が郵便番号と住所、下半分がお名前と連絡先という並びになっています。次の画像がその実物です。


確認画面はありません。送信ボタンを押すと、そのまま送信されます。押す前に一度見直してください。
なお、住宅の種類を選ぶボタンにはマンションや区分所有の選択肢も並んでいますが、サービスの対象は戸建ての所有者と一棟オーナーです。ここは後述の「申し込める条件」で整理します。
申し込むと、まず担当者から電話が来ます
ここは先に知っておいたほうがいい条件です。
送信ボタンのすぐ下に、「※申込後は担当者よりご説明のお電話をさせていただきます」と書かれています。送信したら、まず電話です。
そのあとの流れも公開されています。「設置までの流れ」のSTEP.2は「担当者が訪問・ご案内」で、「事前調査より、導入によっておトクになるときのみご提案いたします」と添えられています。
つまり、メールで見積もりが届いて終わり、という形ではありません。電話に出て、日程を決めて、家に来てもらうところまでが一続きです。カタログを眺めて比べたいだけの段階では、この会社は向きません。



逆に言えば、現地を見てもらわないと金額が出ない、ということでもあります。屋根の向きや形、分電盤の位置で条件は変わるので、来てもらうこと自体は自然な流れです。
飛び込みで来る会社ではありません
同社が求職者向けに出している求人票には、営業の仕事の内容が「広告から問い合わせしたお客様に対しての反響営業」と書かれています。
広告を見て自分から問い合わせた人にだけ対応する形だと、会社自身が採用の場面で説明している、ということです。名簿を使った飛び込み訪問や電話営業を主にしている会社ではありません。
ただし、問い合わせたあとの追客の連絡は当然あります。営業時間は朝9時から夜9時までと長めです。
「断れなくなるのでは」への答え
担当者が家に来ると聞くと、いちばん構えてしまうのがここだと思います。


同社のよくある質問には、こう書かれています。
- コンサルティングにてシミュレーションをした結果お客様にメリットが出せない場合もございます。その際は弊社もはっきりと「設置は辞めましょう」とお伝えし、1円も頂くことはございません。
- 弊社は相見積もりを推奨している為問題ありません。
「うちで買わないほうがいい」と言うことがある、と自社で書いているのは、なかなか珍しい書き方です。相見積もりを推奨するとも明記されています。
ここは評価していいところだと思います。1社だけで決めさせようとする会社ではない、という材料になります。
その場で契約しても、8日以内なら解約できます
話を聞いて、その場で契約書にサインしてしまった。この形なら、通常はクーリング・オフの対象になります。
Webで見積もりを依頼して、自宅に来てもらって、その場で契約する。これは法律上の訪問販売にあたります。消費者庁の解説も、見積りのみを目的として訪問を依頼した場合は適用の除外に当たらない、としています。
期間は契約書面を受け取った日から8日間です。メールでも通知でき、8日以内に出していれば、相手に届くのが9日目でも有効です。違約金はかかりません。工事が済んでいても、工事代金を請求されることはありません。
さらに、契約書面が渡されなかった場合や、クーリング・オフができる旨が書かれていない場合は、8日の数え始めがそもそも来ません。
これは節電プロを疑う話ではなく、読者が制度として守られているという話です。持ち帰って考えたいなら、そう言って構いません。
- ✓入力は7項目、1画面で終わります。郵便番号を入れれば住所は自動で入ります。
- ✓問い合わせた人にだけ対応する反響営業だと、会社が求人票に書いています。
やることは1つです。フォームを送って、見積もりを出してもらう。
※東京都・戸建て向けの窓口です。⚠️所有の一戸建てではない方(賃貸・マンションタイプ)は対象外です。⚠️現在太陽光をリースで契約中の方は対象外です。※補助金の受給金額を保証するものではありません。
申し込みの入口までは、こちらで確かめられました。ただ、蓄電池は置いてからのほうが長い。次は、契約したあとに何をしてくれるのかを見ます。お金がいちばん動くのもここでした。
契約したあと、何をしてくれるのか
補助金の申請は、まとめて代行してくれます
節電プロは、補助金の申請を「全て弊社がサポート」すると説明しています。
代行する範囲が具体的に書かれているのが、この会社の分かりやすいところです。補助金の申請だけでなく、電力会社への申請、経済産業省への売電の申込、電力プランの切り替えまで含まれます。


東京都の補助金は金額が大きい代わりに、書類も工程も多くなります。ここを丸ごと任せられるなら、それだけで頼む理由になります。
補助金はいくら出るのか — よそで見る金額は、今の制度の数字ではありません
ここは読者がいちばん損をしかねないところなので、詳しく書きます。
節電プロを紹介する記事には、「補助金130万円」「364万円」といった導入事例の金額が並んでいます。この金額は、令和5年度から令和6年度の制度なら実際に出ていた金額です。都のPDFの単価で1件ずつ引き直して確かめました。
ただし、東京都の蓄電池の補助金は年度ごとに単価が下がってきています。
東京都の蓄電池補助金は、年度ごとに下がっています
※令和5・6年度は6.34kWh未満の区分の単価。※令和8年度は、DR実証に参加しない場合1戸あたり120万円の上限が付きます。出典=クール・ネット東京の各年度の助成事業ページ
同じ設備でも、2026年度に申し込むと30万円ほど少なくなる計算になります。



よそで見た事例の金額をそのまま期待して問い合わせると、見積もりを見たときに差にびっくりします。先に知っておいたほうが、気持ちよく話が進みます。
2026年度に使える金額は、こうなります。
| 制度 | 令和8年度(2026年度)の金額 |
|---|---|
| 東京都・蓄電池 | 10万円/kWh(DR実証に参加しない場合は上限120万円/戸) |
| DR実証に参加すると | 上限120万円が外れる+10万円加算+機器5万円/台 |
| 東京都・太陽光 | 既存住宅3.75kW以下は15万円/kW(上限45万円) |
※各家庭の大きさ、使用状況によって異なります。
DR実証に参加するかどうかは、思っているより大きい差になります。16.6kWh級の蓄電池だと、上限が外れるかどうかで約60万円変わります。
しかもこの参加は契約の前に決めておく必要があります。申請を受け付けたあとで「やっぱり参加する」に変えることはできません。見積もりの段階で必ず話題に出してください。



急かす話ではないのですが、令和8年10月1日以降に事前申込をする分から、対象になる機器の範囲が絞られることが都の公式ページに告知されています。予算を超えた日は抽選です。
もうひとつ、支払い方法にも条件が付きました。令和8年度の事前申込分から、金融機関が発行する証明書等の提出が必要です。対象外になるのは現金の手渡しであって、銀行振込での一括払いは問題ありません。
ここは誤解されやすいところです。
- ✓東京都の補助金は、申請の手続きを節電プロが代行します。
- ✓DR実証に参加するかどうかは、契約前に決める必要があります。見積もりのときに聞いてください。
今年度の制度でいくらになるかは、見積もりを出してもらうのがいちばん早いです。
※東京都・戸建て向けの窓口です。⚠️所有の一戸建てではない方(賃貸・マンションタイプ)は対象外です。⚠️現在太陽光をリースで契約中の方は対象外です。※補助金の受給金額を保証するものではありません。東京都の補助金の仕組みは東京都の蓄電池補助金の使い方で解説しています。
置いたあと、蓄電池が自分で何をするか
これは節電プロの話ではなく、選ぶ機種の話です。ただ、知らないと「壊れた」と勘違いしやすいので書いておきます。
都のPDFに載っていた7社のうち、取扱説明書まで確認できたのはニチコンとオムロンでした。
どちらの機種も、年に1回、蓄電池が自分を点検するモードに入ります。
| メーカー | 実施時期 | 動き |
|---|---|---|
| ニチコン | 年1回(機種により4〜6月) | 100%まで充電したあと、0%近くまで放電する |
| オムロン | 年1回(6月) | 蓄電池診断を自動で実施。1日で終わらないこともある |
ニチコンの場合、非常時にそなえて残量を30〜70%に設定していても、この日は0%まで放電します。画面には「BC097」といった番号が出ますが、これはエラーではなくお知らせで、ブザーも鳴りません。
設置した最初の年は実施されません。



残量がゼロになっている日を見て、故障を疑って電話する方がいます。年に1回の点検日だと知っていれば、慌てずに済みます。
もう1点、どちらのメーカーも、電池の劣化度そのものは画面に出ません。取扱説明書を全文検索しましたが、劣化度を数値で表示する機能はありませんでした。見られるのは今の残量だけです。
ニチコンの場合、充電できる容量が半分を下回ると番号で記録され、保証の条件を満たしていれば無償交換の対象になります。
メンテナンスと保証について書かれていること
同社のよくある質問には、次のように書かれています。
- 15年間の無料メンテナンスを行っておりますので、15年間は追加の費用はかかりません
- 製品により最長20年のメーカー保証がついておりますので、無料で新品に交換できます
どちらも心強い内容ですが、条件が書かれていません。無料メンテナンスが何を指すのか、どのくらいの頻度で来るのか、どの機器が対象なのかは、公式サイトにもLPにも記載がありませんでした。
そこは見積もりのときに確認する必要があります。聞けば教えてもらえる部分です。
※メーカーにより保証年数・補償内容は異なります。
契約したあとのことも、書かれている範囲までは追えました。ここまでで材料は出そろっています。最後に、この会社に頼んで良いのはどういう人なのかを、良いところと良くないところの両方から整理します。
節電プロのメリットとデメリット
ここまで見てきたことを、頼むかどうかの判断材料に組み直します。
先に、申し込める条件からです。
節電プロに申し込める条件
※太陽光と蓄電池をセットで案内するサービスです。※戸建て以外でも対象となる場合がございます。
この4つに当てはまらない場合は、申し込んでも先に進めません。
- 東京都だけに絞っているので、都の補助金の手続きに慣れている
- 補助金だけでなく、売電の申込や電力プランの切り替えまで代行する
- 相見積もりを推奨していると自社で明記している
- 工事を下請けに出さず、自社の電気工事士が行うと明記している
- メリットが出なければ「設置は辞めましょう」と伝えると自社で明記している
- 入力は7項目・1画面で、郵便番号を入れれば住所が自動で入る
- 東京都のDR実証の販売事業者リストに掲載されている※都や公社が優良な事業者として認定するものではありません
- 利用者の声が、公式にもGoogleにもほとんど残っていません。公式の「お客様の声」は3年間「準備中」のまま。実績は見積もりで聞けます。
- よそで見る導入事例の補助金額は、今の制度の数字ではありません。2026年度は30万円ほど少なくなります。今年度の額は見積もりで出せます。



デメリットが2つしか無いのは、良い会社だからではありません。判断に効くものだけを残した結果です。どの会社でも起きることは、この会社の欠点ではないので入れていません。
当てはまらなかった方へ
東京都以外にお住まいの方、マンションや賃貸の方は、この会社では申し込めません。
蓄電池を置くかどうかから考え直したい方は、下の2本をご覧ください。
東京都で戸建てにお住まいの方で、他の会社も見ておきたい場合は、同じ深さで調べた省エネタイガーの評判とECODAの評判もあります。
- ✓補助金の予算を超えた日は抽選です。対象になる機器の範囲も10月から絞られます。
- ✓相見積もりを推奨している会社なので、1社目に使っても構いません。
条件に当てはまるなら、動くのは早いほうが選択肢が残ります。
※東京都・戸建て向けの窓口です。⚠️所有の一戸建てではない方(賃貸・マンションタイプ)は対象外です。⚠️現在太陽光をリースで契約中の方は対象外です。※補助金の受給金額を保証するものではありません。
そもそも太陽光・蓄電池はやめたほうがいい?
会社の話とは別に、そもそも置くべきかどうかで迷っている方もいると思います。
判断の分かれ目になるのは、大きく2つです。日中に家に人がいるかどうかと、屋根に載せられる面積です。日中の電気を自分で使える家ほど、太陽光の効果は素直に出ます。
蓄電池のほうは、補助金がどれだけ乗るかで結論が変わります。東京都は全国でも突出して手厚いので、同じ機種でも他県とは計算が別物になります。
数字を出した整理は蓄電池はやめたほうがいい?と蓄電池は元が取れる?にまとめています。先にそちらを読んでから見積もりを取るほうが、話が早く進みます。
よくある質問
消費者庁が公開している特定商取引法の行政処分事例517件と、東京都の処分事業者一覧17本を照合しましたが、該当はありませんでした。Googleのクチコミが見当たらないのは、評価が悪いからではなく、「節電プロ株式会社」という社名が2026年2月にできたばかりで、まだ数が積み上がっていないためです。
別のものです。「節電プログラム」は、国や電力会社が実施してきた節電の呼びかけ施策の呼び名です。節電プロは、東京都の戸建て向けに太陽光と蓄電池を販売・施工している民間のサービスで、関係はありません。
両社の公式サイトが互いに言及していて、節電プロは同じグループの戸建て向けサービスという位置づけです。ビーシーエスジャパンは「施工も自社の電気工事士が行う」と書いていて、建設業の許可もそちらの名義です。ただし契約や工事の相手がどちらの法人になるかは公開されていないので、契約書で社名をご確認ください。
できません。よくある質問に「現在東京都のみ対応しております」と明記されています。
できません。戸建ての所有者、または一棟オーナーの方が対象です。
フォームの下に「申込後は担当者よりご説明のお電話をさせていただきます」と書かれていて、設置までの流れでも担当者の訪問が案内されています。メールで資料が届いて終わり、という形ではありません。
公開されている導入事例には、9年前に太陽光を設置した家に蓄電池だけを追加したケースがあります。ただし通常の案内は太陽光と蓄電池のセットです。蓄電池だけを希望する場合は、問い合わせのときにその旨を伝えてください。
まとめ
節電プロについて、一次情報だけで確かめたことをまとめます。
- 利用者の口コミは、ほとんど残っていません。この社名になったのは2026年2月。悪い口コミは産業用案件への投稿でした。
- 良い口コミとして紹介されている4件は、公式サイトの導入事例です。15本中13本が同じ4件を載せていました。
- 設立は2019年11月。他のサイトが書いている「2014年設立」はグループ会社の数字です。
- 行政処分の記録は、消費者庁517件・東京都17本を照合して該当なし。東京都のDR実証の販売事業者リストにも掲載があります(※認定ではありません)。
- 申し込むと、まず電話が来て、そのあと担当者が訪問します。相見積もりは推奨、メリットが出なければ断ると自社で明記しています。
- 補助金は、よそで見る事例の金額より30万円ほど少なくなります。2026年度は10万円/kWhです。
利用者の声が確認できない会社なので、「安心して任せられます」とまでは書けません。そこは正直にお伝えします。
ただ、不安の材料だと思われていたものの正体は、グループ会社の産業用の案件に対する口コミでした。そして記録のほうには、問題が出てきませんでした。
条件に当てはまるなら、見積もりを取って自分の目で確かめる価値はあります。相見積もりを推奨している会社なので、1社目として使っても構いません。
- ✓入力は7項目、1画面。郵便番号を入れれば住所は自動で入ります。
- ✓今年度の補助金でいくらになるかも、そのときに出してもらえます。
やることは1つです。フォームを送って、見積もりを出してもらう。
※東京都・戸建て向けの窓口です。⚠️所有の一戸建てではない方(賃貸・マンションタイプ)は対象外です。⚠️現在太陽光をリースで契約中の方は対象外です。※補助金の受給金額を保証するものではありません。
この記事を書いた人
蓄電ラボ管理人
大手メーカーでリチウムイオン電池の開発に長年従事。さまざまな機器の電池設計・評価で培った知見をもとに、家庭用蓄電池の技術を中立的な立場で解説しています。






