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神奈川県の蓄電池・太陽光の補助金【2026年度】県と33市町村の額

神奈川県の補助金は蓄電池1台15万円・太陽光1kWあたり7万円。33市町村の額と申し込む時期

神奈川県の補助金は、太陽光が1kWあたり7万円、蓄電池が1台15万円です。太陽光と蓄電池を同時に付けるときに、両方が出ます。

ただし2026年度の受付は、第1期(5月12日)も第2期(9月7日)も、申し込みが多く、予定より早く締め切られました。2026年10月20日時点で、次の受付の知らせはありません。

屋根に太陽光パネル、外壁のそばに家庭用蓄電池を設置した戸建て住宅
この記事の答え
  • いくら … 県は太陽光7万円/kW+蓄電池15万円/台。4kWと蓄電池1台なら43万円
  • いま使える … 市町村の補助。33市町村のうち25が今年度の受付を終えておらず、蓄電池だけに出るところもある。33市町村の早見表で分かる
  • 待つか … 太陽光がもう付いていて蓄電池だけ足す家は、県の補助を待っても対象外。一緒に付ける家は、来年の受付の日に出せる準備を
  • どうやって … 県と横浜市は本人が申請する(会社の代行は不可)。工事は交付決定のあと

大手メーカーで電池開発に長年携わってきた筆者が、県の要綱と手引、33市町村の公式のページを、2026年10月20日にすべて読んで確かめました。

蓄電ラボ管理人

この記事を書いた人

蓄電ラボ管理人

大手メーカーでリチウムイオン電池の開発に長年従事。さまざまな機器の電池設計・評価で培った知見をもとに、家庭用蓄電池と太陽光発電の経済性を中立的な立場で解説しています。

目次

神奈川県の蓄電池・太陽光の補助金はいくら?

神奈川県の補助は、太陽光が1kWあたり7万円、蓄電池が1台15万円です。制度の名前は「令和8年度神奈川県住宅用太陽光発電・蓄電池導入費補助金」で、県の制度のページに額と条件が書かれています。

図1|神奈川県の太陽光・蓄電池の補助(2026年度)

7万円/kW+15万円/台県の補助
太陽光1kWあたり7万円
(10kW未満=70万円未満)
蓄電池1台15万円
(容量によらない)
付け方太陽光と蓄電池を同時に
FIT・新築FITを使ってよい
新築も対象
申請する人本人
(会社の代行は不可)

出典=県の制度のページ・手引(p.6・p.9)。

表1|太陽光の出力ごとの、県の補助の額(蓄電池1台と一緒に付けるとき)

太陽光の出力太陽光の分蓄電池1台と合計
3.85kW26.9万円41.9万円
4kW28万円43万円
5kW35万円50万円
9.9kW69.3万円84.3万円

※出力×7万円で、千円未満は切り捨てます。3.85kW の行は、県の手引(p.9)の例です。ほかの行は、同じ式で筆者が計算しました。補助は、かかった費用(税抜)を超えません。出典=手引・交付要綱(第4条)。

4kWの太陽光と蓄電池1台なら、県から43万円です。合計の上限は決められていませんが、太陽光は10kW未満なので、太陽光の分は70万円未満になります。

太陽光の出力は、パネルとパワコンの低い方で数える

太陽光の「出力」は、パネルの出力の合計と、パワコン(電気を家で使える形に変える機械)の出力の合計の、低い方で数えます(県の制度のページの注記)。

たとえば(数字は例です)パネルが5.5kWで、パワコンが4.95kWなら、4.95kWで数えます。4.95kW×7万円=34.65万円で、千円未満を切り捨てて346,000円です。

パネルの出力だけで額を見積もると、実際より高く見えることがあります。見積書で、パワコンの出力も見てください。

蓄電池の15万円は、容量によらず1台

蓄電池の15万円は、5kWhでも16kWhでも同じです。「1台」は、SIIに登録されたパッケージの型番の数で、蓄電池のユニットの数ではありません(県の制度のページのよくある質問 Q8)。

容量を大きくしても、県の補助は増えません。容量は、家で使う電気の量から決めるのが順番です。元が取れるかの考え方は、蓄電池で元が取れるかを条件別に試算した記事にまとめています。

FITで売電してもよい・新築も対象

県の補助は、FIT(固定価格買取制度)で余った電気を売る家でも使えます(よくある質問 Q9「活用可能です。」)。すでに建っている家だけでなく、新築の注文住宅や、太陽光と蓄電池が付いた建売住宅も対象です(同じく Q11)。

ただし、市町村の補助には「FITを使わない」ことが条件のものがあります。市町村ごとの条件は、表3で分かります。

すでに建っている家の蓄電池に出る国の補助は、みらいエコ住宅2026だけ

国の家庭用の蓄電池の補助(SII の DR 補助金)は、SII のページに「2026年5月29日(金)に交付申請額の合計額が予算に達したことを確認したため、公募は終了しました。」とあります。

すでに建っている家で、国から蓄電池にお金が出る制度で残っているのは、窓などの断熱の工事と一緒にする「みらいエコ住宅2026」(蓄電池は1戸96,000円)です(国土交通省のページ)。断熱の工事をしない家では使えません。

国と全国の補助は、蓄電池の補助金の全国版で比べられます。

県の額は大きいのですが、2026年度の県の受付は、もう終わっています。

2026年度の県の補助は、いまから申し込める?

申し込めません。第1期は受付の2日目に予算に達する見込みとなり、第2期は受付の初日に予算に達して、締め切られました。2026年10月20日時点で、第3期の知らせはありません。

表2|2026年度の県の補助の受付

期受付の開始締め切り
第1期5月11日5月12日受付の2日目
第2期9月7日8時30分から9月7日受付の初日

※予定の締め切りは、第1期が6月30日、第2期が9月30日でした。第1期は申請の額が予算に達する見込みのため、第2期は予算に達したため、予定より早く締め切られました。出し方は、第1期が電子申請か郵送、第2期が電子申請だけ(先着500件ほど)でした。出典=県の制度のページ・県の記者発表(8月18日)。

第2期は、電子申請だけの先着順でした。県は「募集・受付を2期に分けて行います。」と書いていて、第3期を出すとは書いていません。

第2期の「受理」の通知は、交付決定ではない

第2期で申請した人には、9月16日に、受理か不受理かがメールで届きました。この通知は、交付が決まったという知らせではありません。県のページには、こうあります。

※通知は、受理/不受理の結果を示すものであり、交付決定した旨ではありません。

神奈川県「令和8年度神奈川県住宅用太陽光発電・蓄電池導入費補助金」

受理された申請は、このあと審査を受けます。交付決定の通知が届くまでは、工事を始められません。

第2期で受理された人の、これからの流れ

審査には、2〜3か月ほどかかることがあります。交付決定の通知は申請した本人にだけ郵送で届き、県から施工会社には知らせが行きません。

図2|第2期で受理された人の、これからの流れ

受理の通知(メール)
交付が決まったという知らせではない
審査
2〜3か月ほどかかることがある
交付決定の通知
申請した本人にだけ郵送で届く
施工会社へ県から会社には知らせが行かないので、自分で伝える
工事
足場を組むのも、交付決定のあと
完了
工事・支払い・引渡しのうち、いちばん遅い日。2027年3月31日まで
カード払い引き落としの日が、支払いの日になる
実績報告
完了から2か月以内か、2027年4月30日の早いほう(必着)
審査のあと、振り込み
申請した本人の名義の口座へ

※流れは、県の制度のページと手引(p.5・p.19・p.20)から。振り込みまでの日数は、県の資料に書かれていません。

完了の日は、工事・支払い・引渡しのうち、いちばん遅い日です。2027年3月31日までに完了しないと、補助の対象になりません。交付決定が遅れたときは、工事の日を後ろにずらします。

蓄電ラボ管理人

第2期が受付の初日に締め切られたのを見て、来年は『受付の日に出せる状態』まで準備しておくことが大事だと感じました。

県の補助が終わっても、市町村の補助は多くがまだ受け付けています。

住んでいる市町村の補助は、いま受け付けている?

33市町村のうち、太陽光か蓄電池の補助があるのは29です。そのうち、今年度の受付が終わっていない(終了の知らせが無い)のは25でした(2026年10月20日に、市町村の公式のページで確かめました)。

額の大きさは、市町村によって大きく違います。

額が大きい市と、その条件

図3|市町村の蓄電池の補助の上限(例)

川崎市
太陽光も同時
70万円
川崎市
蓄電池だけ
30万円
相模原市
20万円
横浜市
(ポイント)
12万円
多くの町
5万円
03570万円

※1件あたりの上限です。川崎市は1kWhあたり10万円(設置費の1/2まで)です。「太陽光も同時」は、FITを使わない太陽光を新しく付けてつなぐときで、70万円になるのは7kWh以上の蓄電池です。「蓄電池だけ」は、前からの太陽光につなぐときです。横浜市はお金ではなく、12万円分のキャッシュレスのポイントです。条件は、表3の市町村名から公式のページで確かめてください。

川崎市は、FITを使わない太陽光を新しく付けると、太陽光に1kWあたり7万円(上限28万円)、蓄電池に1kWhあたり10万円(上限70万円)が出ます。

川崎市の補助は、太陽光・蓄電池とも設置費の1/2までで、太陽光は市の登録事業者が付けるのが条件です(川崎市のページ)。

横須賀市・逗子市・三浦市・小田原市・大和市も、FITを使わない太陽光に1kWあたり7万円を出します。これらの補助の多くは国の交付金を使っていて、国の補助と一緒には使えません。

FITを使わないこと、発電した電気の30%以上を家で使うことなども条件です。

蓄電ラボ管理人

川崎市は、FITを使わずに付けると、市の上限だけで県の額を上回ることがあり、意外でした。

33市町村の早見表

受付の状況は、2026年10月20日時点です。予算に達すると締め切られるので、申し込む前に、市町村名のリンクから公式のページを見てください。地域ごとに分けたので、住んでいる地域を開いてください。

表3|33市町村の蓄電池・太陽光の補助(2026年10月20日時点)

横浜・川崎(2)横浜市・川崎市
市町村蓄電池太陽光申し込む時期
横浜市12万円分のポイント太陽光が付いているか、同時に付ける1kWあたり1.5万円分・上限6万円分蓄電池などが付いているか、同時に付ける工事の前本人が申し込む
川崎市1kWhあたり10万円・上限30万円FITを使わない太陽光を新しく付けてつなぐなら上限70万円。どちらも設置費の1/2までFITを使わないなら1kWあたり7万円・上限28万円FITを使うなら4万円。市の登録事業者が付ける工事の前
県央(8)相模原市・厚木市・大和市・海老名市・座間市・綾瀬市・愛川町・清川村
市町村蓄電池太陽光申し込む時期
相模原市20万円太陽光(前からのものでもよい)とつなぐ8万円工事のあと次の受付は2027年2月(10/1以降に完了した分)
厚木市5万円FITを使わない太陽光と同時なら、価格の1/3を加算1kWあたり1万円・上限6万円FITを使わないなら1kWあたり7万円(上限42万円)を加算工事のあと
大和市価格の1/3FITを使わない太陽光と同時(5〜20kWh)1kWあたり7万円FITを使わず蓄電池と同時。FITを使うなら1kWあたり1万円・上限4万円工事の前FITを使う型の蓄電池(3万円)は受付終了
海老名市7万円か経費の1/3の低い方1kWあたり2万円・上限20万円経費の1/3まで工事の前8/25までに受付終了
座間市4万円1kWあたり1万円・上限4万円工事の前着工の14日前までに
綾瀬市5万円1kWあたり1万円・上限3万円工事のあと
愛川町費用の1/2・上限5万円1kWあたり1万円・上限3万円5kW以上は2万円を加算工事のあと工事の前に予定の届けを出す
清川村5万円1kWあたり1.5万円・上限5万円工事のあと先に村に相談する
湘南(8)平塚市・藤沢市・茅ヶ崎市・秦野市・伊勢原市・寒川町・大磯町・二宮町
市町村蓄電池太陽光申し込む時期
平塚市5万円太陽光と同時のときだけ1kWあたり5万円・上限20万円設置価格の1/2まで工事の前
藤沢市5万円FITを使わない3点セットなら価格の1/31kWあたり1.5万円・上限5万円FITを使わない3点セットなら1kWあたり7万円工事の前8/18までにすべて受付終了
茅ヶ崎市—住宅向けは無い(事業者向けだけ)——
秦野市1kWhあたり1万円・上限5万円1kWあたり1.5万円・上限7.5万円完了の前に事前審査6/15までに受付終了
伊勢原市5万円太陽光と同時のときだけ1kWあたり3万円・上限15万円すでに建っている家だけ工事の前6/9に受付終了
寒川町5万円分のポイントさむかわPay5万円分のポイントZEHの家は10万円分工事のあと
大磯町上限5万円1kWあたり1.5万円・上限5.2万円工事の前
二宮町—町が、補助は行っていないと案内——
横須賀三浦(5)横須賀市・鎌倉市・逗子市・三浦市・葉山町
市町村蓄電池太陽光申し込む時期
横須賀市価格の1/3太陽光と同時のときだけ1kWあたり7万円FITを使わない・30%以上を家で使う契約の前蓄電池は9/17に受付終了
鎌倉市上限5万円蓄電池だけでもよい1kWあたり1万円・上限5万円FITの認定が要る工事の前国の交付金の補助(1kWあたり7万円)は6/17に終了
逗子市価格の1/3太陽光と同時のときだけ1kWあたり7万円FITを使わない・30%以上を家で使う契約の前10/5に受付を再開
三浦市価格の1/3太陽光と同時のときだけ1kWあたり7万円FITを使わない・30%以上を家で使う契約の前
葉山町5万円太陽光の条件は書かれていない1kWあたり1.5万円・上限5万円工事の前国の交付金の補助(1kWあたり7万円)は受付を停止
県西(10)小田原市・南足柄市・中井町・大井町・松田町・山北町・開成町・箱根町・真鶴町・湯河原町
市町村蓄電池太陽光申し込む時期
小田原市価格の1/3FITを使わない太陽光と同時・1kWhあたり5.16万円まで1kWあたり7万円FITを使わない・市の登録事業者が付ける契約の前市の蓄電池の定額5万円は受付終了
南足柄市上限5万円国か県の補助(共同購入を含む)を受ける家1kWあたり2万円・上限10万円すでに建っている家国か県の交付決定のあと
中井町5万円太陽光とつなぐ1kWあたり1.5万円・上限5.2万円工事の前窓口に持って行く
大井町5万円太陽光とつなぐ1kWあたり2万円・上限10万円工事の前窓口に持って行く
松田町5万円太陽光とつなぐ1kWあたり2万円・上限10万円工事の前窓口に持って行く
山北町—町のページで見つからなかった——
開成町5万円県の事業を使うと7万円。FITを使わない太陽光と同時なら加算あり1kWあたり1.5万円・上限6万円県の事業を使うと1kWあたり5万円。FITを使わない型はもっと上がる工事の前
箱根町上限5万円1kWあたり1.5万円・上限5万円工事の前
真鶴町—町のページで見つからなかった——
湯河原町費用の1/2・上限5万円1kWあたり1.5万円・上限5.2万円工事のあと工事の前に予定の届けを出す

※金額は1件(1軒)あたりです。「—」は、一般の住宅向けの補助が無いか、見つからなかったところです。「申し込む時期」の下に何も書いていないのは、2026年10月20日に市町村のページで受付中だったか、終了の知らせが無かったところです。FITを使わない・家で30%以上使うことが条件の補助(国の交付金を使うもの)は、国の補助と一緒に使えません。県の補助と一緒に使えるかも、市町村のページで確かめてください。出典=33市町村の公式のページ。

太陽光がもう付いている家が、蓄電池だけ足すとき

県の補助は、太陽光と蓄電池を同時に付けるときだけ出ます(手引 p.6)。太陽光がもう付いている家が蓄電池だけを足すときは、県の補助の対象になりません。

前からの太陽光に太陽光を足して(増設)、蓄電池と一緒に付けるなら、県の対象になることがあります。足したあとの出力が10kW未満であることが条件です(実施要領 第3条)。

迷うときは、県の補助金審査事務局(050-1784-5835)に聞いてください。

前からの太陽光に、蓄電池だけ足しても出る市町村
  • 川崎市 … 1kWhあたり10万円・上限30万円(設置費の1/2まで)。つなぐ太陽光は2kW以上で、自分のもの
  • 相模原市 … 20万円。工事のあとに申し込む形で、次の受付は2027年2月
  • 横浜市 … 12万円分のポイント。工事の前に申し込む
  • 鎌倉市 … 上限5万円
  • 葉山町・中井町・大井町・松田町・開成町 … 5万円

表3で、蓄電池の下に「太陽光と同時のときだけ」とある市(平塚市・横須賀市・逗子市・三浦市など)と、FITを使わない太陽光と同時が条件の市(大和市・小田原市)は、蓄電池だけでは出ません。

ほかの市町村は、前からの太陽光でよいかがページから読み切れないところもあるので、申し込む前に聞いておくと確実です。

卒FITのあとに蓄電池を足す考え方は、太陽光に蓄電池を後付けできるかを書いた記事にまとめています。

市町村の補助が使えないとき

今年度の受付を終えたのは、海老名市・藤沢市・秦野市・伊勢原市の4市です。茅ヶ崎市と二宮町には、一般の住宅向けの補助がありません。山北町と真鶴町は、町のページで補助を見つけられませんでした。

市町村の補助が使えない人は、来年の県の補助に向けた準備と、よくある質問の0円ソーラー・共同購入を見てください。

住宅の玄関先で、施工会社のスタッフが住人に蓄電池の設置場所を説明している様子

市町村の補助が分かったら、今年付けるか、来年の県の補助を待つかを考えます。

市町村の補助を使って、見積もりをとる

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※申請は本人がします。川崎市などは、市の登録事業者が付けるのが条件です

今年付ける? 来年の県の補助を待つ?

太陽光がもう付いていて、蓄電池だけ足す家は、来年の県の補助を待っても対象になりません(県の補助は、蓄電池だけでは出ないため)。市町村の補助が受け付けているうちに考えるのが、順当です。

太陽光と蓄電池を一緒に付ける家は、県の額が大きいので、来年を待つ道もあります。ただ、来年度の受付は、県がまだ発表していません。

図4|家の状態ごとの、次の一手

いま太陽光がもう付いていて、蓄電池だけ足したい
→市町村の補助で、今年付けるかを決める

県の補助は、待っても対象になりません。前からの太陽光でも出る市町村は、表3で分かります。

いま太陽光と蓄電池を、これから一緒に付けたい
→市町村の補助と、県の補助の額を比べる

県の額は、4kWと蓄電池1台で43万円です。県に出す書類は、表6にまとめました。

いま住んでいる市町村に、補助が無いか終わった
→来年の県の補助か、ほかの道を考える

県の0円ソーラーと共同購入の違いは、よくある質問にあります。

表4|今年付けるか、来年の県の補助を待つか

今年・市町村来年・県
額市町村による(表3)7万円/kW
+15万円/台市町村の補助も足せる
申し込み受付中なら予算に達すると締め切り未発表今年は1〜2日で締め切り
蓄電池だけ出る市町村がある対象外
申請する人市町村による川崎市は会社に任せられる本人
工事の開始市町村による交付決定のあと審査に2〜3か月ほど

※来年の受付は、県がまだ発表していません。表の「来年」は、2026年度と同じ形で行われた場合の話です。出典=県の制度のページ・表3。

蓄電ラボ管理人

蓄電池だけを足したい家は、県の補助を待っても対象にならないので、来年を待つより、市町村の補助が受付中のうちに考えるほうがよいと思いました。

ダイニングテーブルに広げた屋根のパネル配置図と発電量のグラフを指さしながら説明を受けている様子

今年付けると決めたら、市町村の受付が続いているうちに、見積もりをそろえます。

今年付けるなら、見積もりをそろえる

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※申請は本人がします。川崎市などは、市の登録事業者が付けるのが条件です

来年の県の補助に間に合わせるには、何を先にしておく?

県の補助は、2025年度は受付の開始から57日、2026年度は第1期が2日、第2期が1日で締め切られました。来年も同じ形なら、受付の日の朝に、本人が電子申請できるところまでそろえておくことになります。

表5|県の住宅用の太陽光・蓄電池の補助(年度ごと)

年度受付の開始締め切り
2025年度4月25日6月20日
2026年度
第1期
5月11日5月12日
2026年度
第2期
9月7日9月7日

※住宅用の太陽光・蓄電池の補助は、2025年度に新しくできました。額は2年とも、太陽光7万円/kW・蓄電池15万円/台です。予算は、2025年度が3億4,400万円、2026年度が4億3,000万円です(どちらも年度の予算)。2025年度の日付は、県のページの過去の版(Wayback Machine の写し)で確かめました。出典=県の記者発表(2025年4月25日)・県のページ(2026年2月の写し)・県の記者発表(2026年4月30日)。

図5|県の補助の、受付が続いた日数

2025年度
57日
2026年度
第1期
2日
2026年度
第2期
1日
0204060日

※受付の初日と締め切りの日を、どちらも1日に数えました。日付は表5。

契約は、受付の前にすませてよい

県の制度のページのよくある質問(Q5)は、「契約日は、申請受付開始日より後の必要がありますか。」に、こう答えています。

いいえ。そのような条件はありません。ただし、設置工事の着手は交付決定通知後まで行うことができません。

神奈川県「令和8年度神奈川県住宅用太陽光発電・蓄電池導入費補助金」

契約は、受付の前にすませておいてよいということです。だめなのは、交付決定の前に工事を始めることで、足場を組むのも工事の始まりに入ります(手引 p.20)。来年度の決まりは、来年度の要綱で確かめてください。

先にそろえておく書類

表6|県に出す書類(戸建・2026年度)

書類中身
交付申請書・事業計画書電子申請で入力する
契約書の写し契約書か、これに代わるもの
経費の内訳太陽光と蓄電池それぞれの設備費・工事費パネル・パワコン・蓄電池の型番と数量。宛名は家の持ち主
仕様の分かる書類カタログなど
住民票の写し申請する本人のもの発行から3か月以内。マイナンバーは無いか、隠したもの
登記事項証明書の写しすでに建っている家発行から3か月以内。ネットでダウンロードしたものは不可
耐震の改修の書類1981年6月1日より前の家だけ

※二世帯住宅の2世帯目は、受電地点特定番号が分かる資料も出します。出典=県の制度のページ・交付要綱・手引。

住民票と登記事項証明書は、発行から3か月以内のものです。受付の日が決まってから取ると、間に合います。見積もりと契約書は、先にそろえておけます。

来年度があるかは、まだ分からない

2026年度の県のページは「2期に分けて行います」とだけ書いていて、2027年度の補助については、まだ発表がありません。

分かっているのは、2025年度に新しくできた補助で、2026年度は予算を3億4,400万円から4億3,000万円に増やし、2期に分けたことです。額は2年とも同じでした。

書類と見積もりを先にそろえておけば、受付が始まった日に出せます。

住宅のダイニングテーブルで、夫婦が補助金の申請書類と見積書を見比べている様子

申請は自分でやる? 会社に任せる?

県の補助は、申請する本人が手続きをします。施工会社が代わりに申請することは、認められていません。県は、2026年8月28日に次の注意を出しています。

本補助金は、申請者御本人が申請手続きを行う必要があります。施工業者等による代行申請はできません。

神奈川県「令和8年度神奈川県住宅用太陽光発電・蓄電池導入費補助金」

代行の申請と分かったときは、不受理になります。会社は、契約書・見積もり・型番・写真などの書類をそろえる側です。

市町村は、決まりが分かれます。横浜市は「必ず申請はご自身で行ってください。」としています。川崎市は「事業者に申請手続を委任することが可能です。」、寒川町は「施工業者などの手続代行者による申請も可能です。

」と案内しています。

補助金の申請書類を自分で用意する場合と、施工会社に任せる場合を並べたイラスト
会社に頼むときに聞いておく4つ
  1. 県と市町村の書類を、用意してもらえるか
  2. 交付決定の前に、工事の日を入れないか
  3. 市の登録事業者か(川崎市の太陽光など、条件にしている市がある)
  4. 手伝ってもらうのに、追加の費用がかかるか

頼む会社がまだ決まっていないなら、一括見積もりのグリエネで、条件に合う会社を紹介してもらえます。全国約450社の販売施工会社から選ぶサービスです(2026年10月時点・グリエネ)。

申し込むと、まずグリエネの事務局から電話かメールで連絡が来て、そのあと紹介された会社とやりとりします。

グリエネで頼むときの2つ
  1. 事務局から連絡が来たら、住んでいる市町村の補助を使いたいと伝える
  2. 川崎市・小田原市などに住む人は、紹介された会社が市の登録事業者かを、契約の前に確かめる

蓄電ラボで実際に申し込んだときは、約50分で、事務局から電話とメールの両方が来ました。申し込みから取り消しまでの記録は、グリエネの評判の記事にあります。

横浜市・川崎市・相模原市に住んでいる人は、AD-HOMEも頼み先の候補です。AD-HOMEが見積もりサイトのミツモアに出している神奈川県の対応地域は、この3市です(2026年10月20日時点・ミツモアのAD-HOMEのページ)。

ただ、県と横浜市の補助は、本人が申請します。会社の評判は、AD-HOMEの評判を確かめた記事にまとめています。

工事を頼む会社を、比べて選ぶ

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※申請は本人がします。川崎市などは、市の登録事業者が付けるのが条件です

よくある質問

マンションでも、県の補助を使える?

共同住宅も対象です。ただ、申請できるのは、分譲マンションなら管理組合、賃貸の建物なら持ち主です。自分の住戸だけで申請する形は、県の資料に書かれていません。

新築でも使える?

使えます。新築の注文住宅や、太陽光と蓄電池が付いた建売住宅も対象です(県のよくある質問 Q11)。新築では家の引渡しが「工事の始まり」にあたるので、交付決定のあとに引渡しを受けます。

実績報告はいつまで?

2026年度の分は、完了(工事・支払い・引渡しの遅い日)から2か月以内か、2027年4月30日の早いほうです(必着)。郵送か電子申請で出します。

必要な書類は?

表6にまとめました。住民票と登記事項証明書は、発行から3か月以内のものです。

ローンやクレジットで払ってもいい?

禁じる決まりは見当たりません。クレジットカードで払うときは、引き落としの日が支払いの日になります。2026年度の分は、2027年3月31日までに引き落とされるようにします。

リースやPPAで付けたら?

申請する人が実質的に費用を負担しない場合は、対象外です(手引 p.9)。初期費用0円で付ける人には、別に「0円ソーラー」の補助があります。

二世帯住宅は?

受電地点特定番号(電気の契約ごとの番号)が違えば、2世帯目も申請できます。2世帯目は、その番号が分かる資料を出します。

会社(法人)が使える補助は?

家庭の補助とは別に、事業者向けの補助があります。中身はかながわ脱炭素ポータルサイトで確かめてください。

県の「0円ソーラー」は?

初期費用0円で太陽光を付け、月々の料金を払う形です。県の補助は事業者に出て、リース料や電気の料金が下がる形で家に返ります(申請は事業者・受付は2026年12月28日まで・県のページ)。県は「一般的には、購入した方のメリットが大きいと言われています」と書いています(県の0円ソーラーのページ)。

共同購入の「みんなのおうちに太陽光」は?

補助金ではなく、まとめて買って値引きを受ける仕組みです。2026年度の登録は10月29日までで、運営会社は、登録しても契約の必要は無いとしています。メーカーと施工会社は選べません(県のページ)。

まとめ

神奈川県の補助は、太陽光が1kWあたり7万円、蓄電池が1台15万円です。2026年度の受付は、2期とも締め切られました。

この記事のまとめ
  • 県は太陽光7万円/kW+蓄電池15万円/台 … 太陽光と同時のときだけ。2026年度は2期とも締め切り
  • いまは市町村の補助 … 25市町村が今年度の受付を終えていない。蓄電池だけに出るところもある
  • 来年の県の補助は、受付の日に出せる準備を … 契約は受付の前でよい。申請は本人

まずは表3で住んでいる市町村の行を見て、見積もりを何社か比べるところから始めてください。

  • ✓全国約450社の販売施工会社から、条件に合う会社を紹介
  • ✓頼む製品に、蓄電池も選べる
  • ✓届いた見積もりを見て、断れる

市町村の補助を使って、見積もりを何社か比べる

グリエネは、条件に合う会社を紹介する一括見積もりです。申し込むと、まず事務局から電話かメールで連絡が来ます。

補助の申請は本人がします。川崎市などに住む人は、紹介された会社が市の登録事業者かを、契約の前に確かめてください。

グリエネ公式で無料一括見積もり

※見積もりは無料です。正式な見積もりは、家を見てもらうか、図面を出してからです。

1社に任せたい人は、太陽光の見積もりの頼み先を比べた記事で、住んでいる地域ごとの頼み先を見られます。

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この記事が参照した一次情報(2026年10月20日確認)
Amazon Kindle 出版
家庭用蓄電池を入れるか迷っている方へ
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この記事を書いた人

蓄電ラボ管理人。大手メーカーでリチウムイオン電池の開発に長年従事してきたエンジニアです。電池の設計・評価・充放電制御を現場で担ってきた経験をベースに、家庭用蓄電池・太陽光発電・V2H・リチウムイオン電池の劣化メカニズム・補助金(DR・FIT・自治体)を中立的なエンジニア視点で解説しています。

【扱うテーマ】家庭用蓄電池の選び方/メーカー横断レビュー/サイクル寿命と保証条件の透明性/電池が劣化する仕組みの技術解説/DR 補助金・FIT 2 段階制の影響試算/V2H と蓄電池の比較。

【執筆ポリシー】カタログ値と実測値のギャップを技術で読み解く/サイクル寿命非公開やリコール等の不利な情報も明記する/特定メーカーに偏らず、補助金込みの実質負担額で比較する。

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