同じ蓄電池を、同じ値段で入れても、得する家と損する家があります。
分かれ目になるのは、主に3つです。屋根に太陽光があるか、いまの電気代がいくらか、あと何年その家に住むか。この3つが違うだけで、答えは変わります。
蓄電ラボでは、この3つをそれぞれ別の記事で扱ってきました。ただ、実際に決めるときは、どれか1つを決めると他の答えも動きます。容量が変われば、取り返せる年数も、停電で使える範囲も変わるからです。
その「つながり」を一冊にまとめました。
読み終えると、はっきりすること
- 我が家は入れるべきか、いまはやめるべきか、もう少し待つべきか。そのどれなのかが分かる
- 手元の見積書が高いのか安いのか、自分で判定できる
- 蓄電池の容量と、メーカーと、停電のときに動かす範囲を、自分の条件で選べる
- 見送ると決めても、後悔が残らない
いちばん大事なのは、最後の1つです。
得だと出たなら、進める理由がそろいます。損だと出たなら、見送る理由がはっきりします。見送るという答えも、ちゃんとした結論です。
「あなたの家は得です」と、読む前から言い切ることはできません。得か損かは、その家の数字で考えてみないと分からないからです。
4つのステップ
4つの章が、そのまま4つのステップです。
| 第1章 | 「やめたほうがいい」がどの家の話かを仕分ける。当てはまった条件で、第2章の計算に入れるものが変わる |
| 第2章 | 太陽光があるか、これから載せるか、載せないかで分け、支払う代金を何年で取り返せるかを計算する |
| 第3章 | 寿命と保証を読み分け、停電したときに電気を送れる範囲を決める。そのうえで候補を2〜3社に絞る |
| 第4章 | 同じ条件の見積書を3枚並べ、1kWhあたりの金額で高いか安いかを読み分ける |
むずかしい計算はありません。使うのは、足し算と割り算だけです。
こんな方に
- 太陽光の買い取り期間が終わって、これからどうするか決めたい方
- 新築のときに一度見送って、あらためて考えている方
- 停電に備えたくて、そのうえで損はしたくない方
持ち家の戸建てにお住まいの方を想定して書いています。
どの会社もすすめていません
どの会社をすすめても、書き手の取り分は変わりません。特定の1社に寄せる理由が、そもそもないからです。
その家に合わないなら、合わないと書いています。第1章は「やめたほうがいい」が当てはまる条件から始まります。
中身は、買う前に確かめられます
試し読みで「はじめに」と第1章の途中まで読めます。判断のしかたが自分に合うかどうかは、そこで分かります。
もう一冊
EV に積まれている電池の寿命・劣化・充電のしくみをまとめた本もあります。題材は EV ですが、蓄電池と同じリチウムイオン電池のはなしです。仕組みから理解したい方はこちらもどうぞ。


