【2026年最新】中野区の蓄電池補助金は定額10万円|都との併用で実質いくら?

中野区の蓄電池補助金はいくら戻ってくる?区から容量に関係なく定額10万円、東京都の10万円/kWhと併用できる

中野区で蓄電池を入れると、いくら戻ってくるのか。区から定額10万円、東京都から最大120万円で、この2つは併用できます。

中野区の蓄電池補助金 4つの要点
  • いくら — 区は容量に関係なく定額10万円東京都の10万円/kWhと併用でき、蓄電容量7kWhなら区10万円+都70万円で合計80万円になります
  • 誰が — 中野区に住民登録があり、自分が住んでいる住宅に設置した方賃貸の集合住宅にお住まいの方も対象です(建物の所有者の同意が要ります)。所得制限はありません
  • いつまで — 受付は前期と後期の2回。後期は2026年11月30日から2027年2月28日まで前期は2026年5月15日に始まり、予算に達した日で締め切られます。後期の日付は最初から決まっています
  • どうやって — 都へ事前申込 → 工事 → 区へ電子申請 → 都へ実績報告区は工事と支払いが終わってからの申請ですが、都は契約より前の事前申込が必須です。順序を逆にすると大きいほうが消えます

この記事では、中野区の交付要綱と令和8年度の設備別資料、区が公開しているQ&A、東京都の実施要綱と申請の手引きにあたって順番に見ていきます。

金額 → その額の決まり方 → 都との合計 → 対象条件 → 期限 → 申請の順です。

蓄電ラボ管理人

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蓄電ラボ管理人

大手メーカーでリチウムイオン電池の開発に長年従事。さまざまな機器の電池設計・評価で培った知見をもとに、家庭用蓄電池の技術を中立的な立場で解説しています。

目次

中野区の蓄電池補助金はいくら?【結論:定額10万円】

項目内容
制度名令和8年度中野区省エネルギー設備等設置補助金
(設備区分の名称は「蓄電システム」)
補助額定額10万円(補助対象経費が10万円を下回るときはその額)
容量による増減なし。4kWhでも10kWhでも10万円
機器の条件SIIの登録を受けた機器で、蓄電容量4kWh以上
太陽光の要否必要。太陽光発電設備と接続していることが条件
対象者区民・管理組合等・地縁団体・法人事業者・個人事業主。所得制限なし
申請受付前期と後期の2回。後期は2026年11月30日〜2027年2月28日
申請タイミング設置完了後(事後)申請・電子申請
都との併用可能(合計が補助対象経費を上回る分は区が減額)

出典:中野区省エネルギー設備等の設置に係る補助金交付要綱(令和8年4月1日施行)別表、および中野区「令和8年度中野区省エネルギー設備等設置補助金(蓄電システム)」。いずれも2026年8月13日確認。

23区の蓄電池補助は「1kWhあたり◯万円」という単価型が多く、その場合は容量が小さいほど金額も小さくなります。

中野区は定額なので、そこが動きません。4kWhの小さめの機種を選んでも10万円、10kWhの大きな機種でも10万円です。小さい容量で検討している方ほど、この定額は効きます。

戸建て住宅の外壁沿いに設置された家庭用蓄電池のユニット
蓄電池は屋外の外壁沿いに据え付けます。中野区の助成は、太陽光発電設備とつながっていることが条件です。

太陽光とつながっているだけでは足りない — 「ためている」ことまで見られる

中野区の蓄電システムは、太陽光発電設備とセットであることが要件です。

4 太陽光発電設備と接続しているもの

中野区「令和8年度中野区省エネルギー設備等設置補助金(蓄電システム)」補助要件

ここまでは他の区にもある条件です。中野区が違うのは、接続していることに加えて、実際に太陽光の電気を蓄電池にためている状態を求めているところです。

区が公開しているQ&Aに、次のやりとりがあります。

蓄電システムと太陽光発電設備を連携させていますが、太陽光発電設備で発電した電気は全て電力会社に売電しており、蓄電システムには災害時のみ蓄電する予定です。補助の対象になりますか。/なりません。普段から太陽光発電設備で発電した電気を、蓄電システムに蓄電していることが補助要件です。

中野区省エネルギー設備等設置補助金Q&A 5-Q6

全量売電の契約を続けたまま、蓄電池は停電用の非常電源として置いておく。この使い方だと中野区の10万円は出ません。

この要件で確かめること
  • 証明のしかたまで指定されている申請書類には「太陽光発電設備で発電した電力が、蓄電池に蓄電されていることが一見して分かる写真」が要ります。モニターやアプリの画面を撮ったもので、撮影日を書き添えます
  • つなぐ太陽光の側に条件はないQ&Aは「補助対象設備である蓄電システムと連携する太陽光発電設備の要件はありますか。/ありません」と答えています。古い太陽光でも、他社製でも構いません

その10万円はどう決まる? — 容量では変わらない

ただし、この10万円で受け取れる総額が決まるわけではありません。中野区の側が動かないぶん、容量で増えるのは東京都の助成のほうになります。

中野区の定額10万円と、東京都の10万円/kWh(税抜)

東京都 10万円/kWh 中野区 10万円(定額) 4kWh 40万円 合計50万円 7kWh 70万円 合計80万円 10kWh 100万円 合計110万円 容量が増えて伸びるのは、東京都の側だけ 中野区の10万円は、4kWhでも10kWhでも変わらない

同じ縮尺で並べたものです。中野区の帯はどの容量でも同じ長さで、伸びているのは東京都の側だけです。区の額に気を取られて都の申込を落とすと、失うのは大きいほうになります。

容量ごとの金額を表にすると、区と都の性格の違いがはっきりします。

蓄電容量中野区東京都
4kWh10万円40万円
5kWh10万円50万円
7kWh10万円70万円
10kWh10万円100万円
12kWh10万円120万円(ここで上限)

※ いずれも税抜・DR実証に参加しない場合の額です。東京都の上限は1戸あたり120万円で、12kWhで到達します。

要綱は金額の決め方を、比較の形で書いています。

補助対象経費の合計額(当該金額に1,000円未満の端数があるときは、これを切り捨てた額)と100,000円とを比較して、いずれか少ない方の額

中野区省エネルギー設備等の設置に係る補助金交付要綱 別表

長い一文ですが、言っているのはひとつです。工事にかかった金額が10万円を下回ったときだけ、その金額になるということです。

蓄電池は本体と工事で100万円を超えることが多いので、実際にはほぼ全員が満額の10万円になります。

4kWh未満の機種は、そもそも対象にならない

金額は容量で動きませんが、入口に容量の線が1本だけ引かれています。

2 蓄電池の容量が4kWh以上であること

中野区「令和8年度中野区省エネルギー設備等設置補助金(蓄電システム)」補助要件

4kWhに届かない小型の機種や、コンセントに挿して使う可搬型のものは対象外です。ここだけは容量を確かめる必要があります。

その容量は、カタログの数字か — 中野区と東京都で答えが違う

ここでつまずきやすいのが容量の呼び方です。カタログの表紙に大きく載っている「7.0kWh」のような数字と、区や都が計算に使う数字は、同じ機種でも一致しません。まず3つを整理します。

家庭用蓄電池の断面イラスト。全体を指す数字がカタログの「定格容量」とSII登録一覧の「蓄電容量」の2つあり、指す範囲は同じでも値は異なること、中央の青い部分だけが「初期実効容量」であることを示す図
同じ電池でも、指す範囲と計算のしかたで3つの呼び方があります。中野区と東京都が見るのは真ん中の「蓄電容量」ですが、その値の出どころが違います。
呼び方どう決まる数字か使っている制度
定格容量電池が理論上ためられる量。メーカーがカタログに載せるカタログ表示用(品川区は書類として提出)
蓄電容量単電池の定格容量×公称電圧×セルの数。SIIが算出して登録一覧に載せる中野区・東京都
初期実効容量実際に出し入れできる量。JIS C 4413などの方法で算出する港区など

※ 定格容量と蓄電容量は、指している範囲は同じ(電池ぜんぶ)です。ただし算出方法が違うので値は一致しません。どちらが大きくなるかは公表資料に記載がありません。

中野区も東京都も「蓄電容量」で見ます。ところが同じ言葉なのに、どこに載っている数字を採るかが分かれます。

東京都は、SII(環境共創イニシアチブ)の登録済製品一覧の値を使います。その一覧には、次の注記が付いています。

単電池の定格容量、単電池の公称電圧、セルの数の積で算出された値です。(小数点第二位以下は切り捨て)製品HP、カタログ等に掲載されている値とは異なるのでご注意ください。

SII「蓄電システム 登録済製品一覧」※2 蓄電容量について

この食い違いについて、中野区のQ&Aは正面から答えを出しています。

蓄電容量について、一般社団法人環境共創イニシアチブの登録機器一覧に記載の値と、メーカーが示す値が異なりますが、どちらの値ですか。/メーカーが示す値とします。

中野区省エネルギー設備等設置補助金Q&A 5-Q2
電池開発の現場から
  • 中野区はカタログの値、東京都はSIIの値中野区の「4kWh以上」はメーカーが示す値で判定します。カタログが4.0kWhでSIIの一覧が3.9kWhという機種でも、区の入口は通ります
  • 金額に響くのは東京都の側だけ区は定額なので、値がどちらでも10万円で変わりません。容量の数字が1kWh違うと10万円動くのは都のほうです。見積もりの段階でSIIの登録値を聞いておくと確実です

東京都と合わせるといくらになる? — 容量別の早見表

中野区から取れる額は10万円で固定でした。ここから先を伸ばすのは東京都の側です。

容量ごとの合計額を先に示します。

蓄電容量中野区東京都合計
4kWh10万円40万円50万円
5kWh10万円50万円60万円
7kWh10万円70万円80万円
10kWh10万円100万円110万円
12kWh10万円120万円130万円

※ すべて税抜・DR実証に参加しない場合の額です。実際の交付額は機器の登録値で決まるため、見積もりの段階で施工会社に確認してください。

区の分は一定なので、容量を上げたときに増えるのは都の10万円ずつです。12kWhを超えると、どちらも増えません。

※ 上限120万円は東京都の助成金だけにかかる額です。区の10万円と合わせた130万円に上限がかかるわけではありません。なおDR実証に参加する場合は、この120万円の上限そのものが外れます。

導入費用そのものが何年で回収できるかは蓄電池は何年で元が取れるのかに、東京都の制度全体は東京都の蓄電池補助金ガイドにまとめています。

併用できることは、区も都も認めている

併用できるかどうかは、区と都の両方が認めていて初めて成立します。どちらか一方でも重ねないと決めていれば、そこで終わりです。

まず中野区。Q&Aが直接答えています。

国や都の補助金と併用はできますか。/国や都が禁止していなければ併用可能です。国や都の補助金については直接国や都にお問い合わせください。

中野区省エネルギー設備等設置補助金Q&A 1-Q9

区は重ねること自体を禁じておらず、判断は相手方しだいと言っています。では相手方の東京都はどうか。都の要綱は禁止ではなく、金額の上限を決める形で書いています。

併用できる根拠
  • 中野区 → 国や都が禁止していなければ併用可能
  • 東京都 → 禁止はしていない。ただし助成額は対象経費の範囲内
  • だから → 両方受け取れる。ただし合計額には天井がある

※ ひとつ注意があります。Q&Aは「区の他の補助制度とあわせて申請することは可能ですか。/できません」とも答えています。重ねられないのは中野区の別制度であって、国や都ではありません。

早見表どおりに出る条件 — 工事の総額が合計額を超えていること

この表を見て「区から10万円もらうぶん、都の助成が削られるのでは」と思った方は、感覚としては当たっています。東京都は助成額を次の順で計算しているからです。

東京都の助成額の計算(申請の手引き 7.)
  1. 対象経費 =(蓄電池システム機器費+工事費+IoT機器費+IoT工事費)- 国および他の地方公共団体からの補助金
  2. 助成額 = 蓄電容量×10万円 + DR実証参加10万円 +(IoT機器の設置台数×5万円)
  3. この2つを比べて、小さいほうが助成金額(千円未満切り捨て・税抜)

中野区は地方公共団体なので、区の10万円は都の対象経費から引かれます。中野区の側にも同じ向きの条文があります。

補助対象設備の設置等について国、他の地方公共団体等の補助事業等により補助がされる場合において、当該補助の金額と同項の規定により算出する補助金の額との合計額が補助対象経費の合計額を超えるときは、補助金の額は、同項の規定により算出する補助金の額からその超える額を控除した額

中野区省エネルギー設備等の設置に係る補助金交付要綱 第6条第2項

言っているのはひとつです。区と都を足した額が工事の金額を超えたら、超えたぶんは区が削るということです。引き算は双方向にかかっています。

つまり早見表どおりに出るのは、工事の税抜総額が表の合計額を超えているときです。7kWhなら80万円、10kWhなら110万円が目安になります。

ここに注意
  • 蓄電池の工事は、総額100万円を超えることが多い5〜7kWhクラスで工事費まで含めれば、80万円を下回るケースは多くありません。表の額がそのまま出ると考えて構いませんが、極端に安い見積もりのときだけは表より減ります
住宅のダイニングテーブルで、夫婦が補助金の申請書類と見積書を見比べている様子
確かめるのは、手元の見積書の税抜合計です。早見表の合計額を超えていれば、表のとおりの額が出ます。

国の補助金は上乗せできない — 2026年5月29日に受付終了

かつては国のDR補助金(3.45万円/kWh・上限60万円)も重ねられましたが、いまは使えません。SIIの公式サイトに次の告知が出ています。

2026年5月29日(金)に交付申請額の合計額が予算に達したことを確認したため、公募は終了しました。

SII 令和7年度補正 蓄電システム等導入支援事業
ここに注意
  • いま使えるのは、東京都と中野区の2階建てです「国+都+区の3階建て」という説明を見かけたら、2026年5月以前の情報の可能性があります

中野区の10万円より、7kWhなら70万円になる都のほうを落とさない

都の助成は容量に単価をかけて決まるので、7kWhなら70万円、10kWhなら100万円と大きくなります。区の定額10万円とは桁が違います。

しかも契約を結ぶ前に事前申込を出す必要があります。区の申請は工事のあとで間に合うので、区の受付期間だけを見ていると都のほうを落とします。

省エネタイガーは東京都に特化した見積もりサービスで、東京都の補助金を事前の申込から実績報告まで一気通貫で支援し、書類・写真の整備から電子申請の入力まで追加費用なしで対応すると公表しています。

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自分は対象になる? — 誰が・どんな機器が

合計で最大130万円。では、これを受け取れるのはどんな人で、どんな機器なのかを確認します。

中野区の蓄電池補助を受けられる条件

中野区に住民登録があり、自分が住んでいる住宅に設置したこと貸している物件や、住民登録のない家は対象外です。住宅を複数持っていても、住んでいる1軒だけが対象になります
申請する人と、代金を支払った人が同じであること見積書・契約・領収書の名義がそろっている必要があります
SIIの登録を受けた機器で、蓄電容量が4kWh以上であること令和7年4月1日以降に登録状態にあった機器が対象です。中古品・リース品は対象外になります
太陽光発電設備と接続し、普段から発電した電気をためていること全量売電のまま非常用としてだけ置く使い方は対象になりません
設置が令和8年2月1日から令和9年1月31日までに完了していることここでいう設置日は、保証書に書かれた「保証開始日」です
設置後5年以上、自分で所有して使い続けること新品であること、リース品でないことも共通の要件です

※ 中野区省エネルギー設備等の設置に係る補助金交付要綱および令和8年度の設備別資料・Q&Aより作成(2026年8月13日確認)。所得制限の定めはありません。

賃貸の集合住宅に住んでいても申請できる

23区の蓄電池補助では、集合住宅に住んでいる方を対象から外している区もあります。中野区はそうなっていません。

賃貸で集合住宅に居住しています。補助の対象になりますか。/なります。ただし、当該建物の所有者の同意が必要です。

中野区省エネルギー設備等設置補助金Q&A 2-Q5

必要なのは建物の所有者の同意で、住まいの形そのものは問われていません。

分譲マンションの共用部について工事をする場合は、管理組合等が申請者になります。この管理組合は法人格を持っていなくても構わないとQ&Aが明記しています。

ただし蓄電池は、太陽光発電設備と接続していることが要件です。集合住宅で実際に分かれ目になるのは住まいの形ではなく、つなげる太陽光がその建物にあるかどうかのほうになります。

ここに注意
  • 逆に対象から外れるのは「自分が住んでいない家」中野区内にマンションやアパートを持っていても、そこに住んでいなければ対象外です。区は「自らが居住する住宅又は、自らが事業を行っている事業所が対象」と答えています

過去に区から蓄電池の補助を受けていると、もう一度は受けられない

もう1つ、問い合わせが多そうな条文を見ておきます。

前項の規定にかかわらず、過去に補助対象設備の設置等に係る中野区の他の補助事業等による補助を受けた者は、その補助を受けた補助対象設備と同じ種類のものに係る補助対象設備の設置等について、補助対象者とすることができない。

中野区省エネルギー設備等の設置に係る補助金交付要綱 第4条第2項

同じ種類の設備で2回は受けられない、という決まりです。Q&Aも「同種の補助対象設備に対しては、一回限りの補助となります」と言い切っています。

中野区は令和5年3月まで蓄電システム単独の補助制度を持っていて、それが現在の制度に統合されました。当時この制度で補助を受けた方は、買い替えでもう一度という使い方はできません。

逆に、設備の種類が違えば別の申請になります。過去に太陽光や高断熱窓で受け取っていても、蓄電池は申請できます。

太陽光・エコキュートも一緒に入れるなら

蓄電池だけを入れる方は、この章を読み飛ばして構いません。中野区には他の設備のメニューもあり、組み合わせるときだけ知っておきたいことがあります。

この章でわかる3つ
  • 上限は設備ごとに立っている太陽光15万円・蓄電池10万円・エコキュート5万円をそれぞれ受け取れる
  • EV充電設備・V2Hはメニューにない区にはありません。国と東京都にはあります
  • 同時に入れると経費の分け方が要る区と都で、寄せ方のルールが違う

6つの設備が対象 — ほとんどが定額

令和8年度に中野区が補助している設備は6つです。

設備補助額
太陽光発電システム定額15万円(公称最大出力の合計2kW以上)
蓄電システム定額10万円(蓄電容量4kWh以上)
高断熱窓(改修)経費の1/2(上限15万円)
家庭用燃料電池(エネファーム)定額10万円
電気ヒートポンプ・ガス瞬間式給湯器(ハイブリッド給湯器)定額8万円
自然冷媒ヒートポンプ給湯機(エコキュート)定額5万円

※ 交付要綱 別表より(2026年8月13日確認)。いずれも1,000円未満切り捨てです。令和8年度から高断熱ドアが対象外になり、ハイブリッド給湯器が新たに加わりました。

要綱は上限を設備の種類ごとに設定していて、設備をまたいだ合計の上限はありません。

たとえば太陽光と蓄電池を同時に入れるなら、区から15万円+10万円で25万円です。エコキュートまで替えれば30万円になります。

申請のしかたも縛られていません。Q&Aは「異なる補助対象設備であれば、同時または別々でも申請可能です」と答えています。

EV充電設備・V2Hは中野区のメニューにない

令和8年度の対象は上の6つで、EV充電設備やV2Hは含まれていません。区からの補助はない、ということです。

国の次世代自動車振興センターと東京都には制度があるので、電気自動車と組み合わせる予定なら、そちらを個別に確認してください。

戸建て住宅の外観。屋根に太陽光パネル、外壁沿いに家庭用蓄電池、カーポートにEV充電設備と電気自動車が設置されている
屋根の太陽光、外壁の蓄電池、カーポートのEV充電設備。中野区の補助があるのは、このうち太陽光と蓄電池です。

太陽光と同時に入れるとき、経費の分け方が区と都で違う

蓄電池と太陽光を一度に入れる場合、見積書のどの費用をどちらに割り当てるかという問題が出ます。パワーコンディショナや配線工事のように、両方で使う部分があるからです。

中野区は、半分ずつに割ると決めています。

本体・附帯設備の費用はそれぞれの経費になります。共通使用する部品や設置工事費など切り分けのできない経費は、半分ずつをぞれぞれの経費としてください。

中野区省エネルギー設備等設置補助金Q&A 3-Q4

いっぽう東京都は、1つの事業に寄せる形を求めています。

トライブリッド・ハイブリッド等、同一のパワーコンディショナが含まれる複数機器を複数事業に申請する場合、どれか一つの事業にパワーコンディショナの費用を寄せて申請を行ってください。その際、事業の優先度は、「蓄電池>V2H>太陽光」としてください。

東京都「家庭における蓄電池導入促進事業」申請の手引き

同じ見積書から、区には半分ずつ、都には蓄電池側へ寄せた形で出すことになります。中野区は定額なので割り方で金額は動きませんが、都のほうは対象経費が変わります。

この構成を考えているなら、見積もりの段階で施工会社に伝えておいてください。省エネタイガーのように東京都の助成に慣れている会社なら、この寄せ方まで含めて組み立てられます。

いつまでに動けばいい? — 受付は前期と後期の2回

条件を満たしていても、期限を過ぎると受け取れません。中野区の受付は、1年を前期と後期に分けて行われます。

中野区 令和8年度の設置期間と、申請受付の2つの窓

26年2月 5月 8月 11月 27年2月 設置を終えている期間 2/1〜1/31 前期 5/15〜 後期 11/30〜2/28 工事は1月31日まで。申請はその先の2月28日まで 前期・後期とも、予算に達した日でその期の受付は終わる

前期の終わりは日付ではなく予算で決まるため、図では終わりをぼかしています。設置を終えているべき期間は令和8年2月1日から令和9年1月31日まで、後期の受付は令和9年2月28日までです。

受付期間状況(2026年8月時点)
前期2026年5月15日(金)午前8時30分〜
予算額のおよそ半分に達した日
受付中・枠のおよそ8割が埋まっている
後期2026年11月30日(月)午前8時30分〜2027年2月28日(日)これから開始

※ 受付状況は月1回程度で更新されると区が案内しています。上の「8割」は2026年8月12日時点の公表値です。最新の数字は区の制度ページでご確認ください。

令和8年度の予算は91,450,000円で、これを前期と後期で分け合う形です。締切のルールは、期によって書き分けられています。

※前期は予算額の約半分の申請を受けた時点、後期は残りの予算額に達した時点で申請を締め切ります。

中野区「令和8年度中野区省エネルギー設備等設置補助金(蓄電システム)」

そして区は、いま前期がどこまで進んだかを数字で出しています。

※令和8年8月12日午後2時時点の前期分の申請状況は、前期分予算額の約79.7%です

中野区「令和8年度中野区省エネルギー設備等設置補助金」

前期の枠は残り2割ほどということになります(2026年8月時点)。これから見積もりを取って工事をする日程だと、前期に間に合うかどうかは読みにくい状況です。

※ 予算額は中野区「中野区省エネルギー設備等の設置補助事業チラシ」より(前期・後期の合計額。予算がなくなり次第終了)。前期分の予算額は、この総額のおよそ半分にあたります。

前期に間に合わなくても、11月30日にもう一度開く

ここが中野区の特徴です。後期の受付日は、年度のはじめから日付で決まっています。予算が尽きて年度内の受付が終わってしまう区とは、そこが違います。

しかも設置を終えているべき期間は令和9年1月31日まで、後期の受付は令和9年2月28日までです。工事を年内から1月末までに終わらせれば、後期の窓で申請できます。

時間の使い方
  • 前期を逃しても、区の10万円は残っている後期は「残りの予算額に達した時点」で締め切られます。前期で使い切れなかった分は後期に回るので、前期が早く締まった年ほど後期の枠は厚くなります
  • だから、急かされて決める必要はない区も公式ページで「契約を急がせる事業者に注意し、複数の事業者から見積もりを取るなど、十分に検討されることをお勧めします」と呼びかけています

「設置日」は工事の日ではなく、保証書の保証開始日

設置を終えているべき期間は令和8年2月1日からです。受付が始まった5月15日より3か月半も前から始まっている点に注目してください。

今年の2月や3月に蓄電池を入れて、まだ申請していない方も対象になります。

その判定に使う日付も決まっています。

設置日とはいつですか。/保証書に記載の「保証開始日」です。ただし、新築住宅など、補助対象設備を設置した建築物の引き渡しを受けた場合は「引渡日」となります。

中野区省エネルギー設備等設置補助金Q&A 3-Q3

工事が終わった日でも、支払った日でもありません。手元の保証書を見て、保証開始日が令和8年2月1日以降かどうかを確かめてください。

住宅の玄関先で、施工会社のスタッフが住人に蓄電池の設置場所を説明している様子
工事がいつ終わるかは、現地を見てもらうといちばん早く決まります。どちらの期に間に合うかも、その場で見当がつきます。

東京都は「10月1日」で対象機器が変わる

区の期とは別に、東京都の側にも区切りがあります。

令和8年10月1日以降に事前申込をする場合、助成対象機器の要件が変わります。国の「二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金(戸建て住宅・集合住宅のZEH化・省CO2化促進事業)」における補助対象機器として、SIIによって令和8年度の登録済製品一覧に登録された機器のみが助成対象となります。

東京都「家庭における蓄電池導入促進事業(令和8年度)」

これまでは令和4〜7年度に登録された機器も対象でしたが、10月1日以降に事前申込をする分からは令和8年度の登録機器に限られます。

検討している機種が令和8年度の一覧に載っているかどうかで、都の助成そのものが使えるかが変わります。

※ 2026年4月1日から6月30日までに契約締結、または契約・工事が完了した事業は除外されます。

後期を待つとしても、都の事前申込は契約より前にしか出せない

中野区は工事のあとの申請なので、後期(11月30日〜)に回すという選び方ができます。ただし東京都の事前申込は契約を結ぶ前にしか出せません。

しかも都は10月1日から対象機器の条件が変わります。いまの検討状況で間に合うか、機種が要件を満たすかは、見積もりの段階で確認できます。

省エネタイガーは東京都に特化した見積もりサービスで、東京都の補助金の申請を事前の申込から実績報告まで支援すると公表しています。

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どの順で申請する? — 都が先、区が後

中野区と東京都では、申請を出すタイミングが逆になります。先に区の受付期間を調べた方ほど、ここでつまずきます。

中野区は設置が終わってからの申請です。Q&Aも「申請には設置前の手続きが必要ですか。/必要ありません。中野区への手続きは設置後です」と明記しています。

いっぽう東京都は、契約より前に事前申込を出すことを求めています。

①申請者は助成対象の契約締結(購入、設置、保険加入)を行う前に事前申込を行ってください。

東京都「家庭における蓄電池導入促進事業」申請の手引き

この違いを知らずに「補助金は工事のあとに申請するもの」と思い込むと、都の助成(7kWhなら70万円)だけが消えます。

中野区と東京都をあわせて使うときの順序
  1. 東京都へ事前申込(契約より前・ここを落とさない)
  2. 事前申込受付通知(メール)を受け取る
  3. 契約・着工・工事完了・支払い(保証開始日が令和9年1月31日まで
  4. 中野区へ交付申請(電子申請・前期または後期の受付期間内)
  5. 区の審査を経て、交付決定通知書が郵送で届く
  6. 中野区へ請求の手続き(交付決定後・こちらも電子申請)
  7. 東京都へ交付申請兼実績報告(事前申込から1年以内)

区の電子申請は、フォームが2つある

6番目を見落とさないでください。区の交付決定通知が届いた時点では、まだ振り込まれません。

第8条第2項の規定により交付決定の通知を受けた者(以下「交付決定者」という。)は、中野区省エネルギー設備等の設置に係る補助金交付請求書兼支払金口座振替依頼書(第5号様式)により、区長に補助金の支払を請求しなければならない。

中野区省エネルギー設備等の設置に係る補助金交付要綱 第10条

区のページにも「交付申請フォーム」と「請求申請フォーム(交付決定後)」の2つが並んでいます。決定通知が届いたら、もう一度フォームを開いて請求を出すという流れです。

区は所要時間の目安も公表しています。

段階目安
電子申請(交付申請) → 交付決定通知の送付1か月〜2か月程度
電子申請(請求) → 補助金の振込1か月〜2か月程度
申請から振込まで(合計)2か月〜4か月程度

※ 中野区「手続の流れ」より。交付決定通知書は申請者本人へ郵送され、申請を代行した事業者には通知されません。

工事の当日にしか撮れない写真が3枚ある

中野区が蓄電システムで求める書類のうち、あとから用意できないものがあります。

工事のあとでは撮り直せない3枚
  • 蓄電池ユニット全体と設置状況がわかる写真(カラー)撮影日を書き添えます
  • 形式と製造番号が書かれた部分(銘板)の写真設置後は壁との隙間に入って読みにくくなることがあります
  • 太陽光と連携していることが確認できる写真発電した電力が蓄電池にたまっていると一見して分かるモニター画面を撮ったもの

このほかに、施工会社が書く設置証明書領収証明書が要ります。どちらも区の参考様式があり、同じ内容なら自由様式でも構いません。

「補助金の申請に使うので、完了写真と証明書をお願いします」と工事の前に伝えておくのがいちばん確実です。

申請者本人が用意するのは、交付申請書(第1号様式)・補助対象設備経費内訳書(第2号様式)・提出時チェックリスト・機器のカタログ・SIIの登録済製品一覧のコピーです。

消費税は補助対象経費に入らない

金額の数え方にも決まりがあります。要綱は補助対象経費にできないものを5つ挙げていて、そのうちのひとつが消費税です。

消費税は補助対象経費に含まれますか。/補助対象経費に消費税は含みません。費用が内税表示の場合、消費税相当額を差し引いた金額が補助対象経費になります。

中野区省エネルギー設備等設置補助金Q&A 3-Q2

ほかに、契約書等の作成費・印紙代・リース契約の費用・梱包材の処分費も対象外です。

ただし中野区は定額なので、税抜にしても10万円を超えていれば受け取る額は変わりません。蓄電池の工事でここが問題になることは、まずありません。

5年間は勝手に処分できない — 起算点の書き方が2つある

受け取ったあとの縛りも確認しておきます。要綱は管理期間を次のように定めています。

交付決定者は、交付決定に係る補助対象設備について、交付決定を受けた日から起算して5年間を経過するまで(以下「管理期間」という。)は、補助金の交付の目的に反して当該補助対象設備を使用し、譲渡し、交換し、貸し付け、担保に供し、又は廃棄してはならない。

中野区省エネルギー設備等の設置に係る補助金交付要綱 第13条第1項

いっぽうQ&Aは「設置日から起算して5年間を管理期間とし」と書いていて、起算点の書き方が2つあります。

どちらでも「5年間は勝手に処分できない」という結論は同じで、違うのは終わる時期だけです。交付決定は設置より後に来るので、遅いほう(交付決定日から5年)で見ておくと間違いがありません。

管理期間中にやること
  • 5年間、領収書と保証書は捨てない要綱 第14条は「管理期間内は交付決定に係る補助対象設備についての領収書、保証書等の書類等を整理し、区長の求めに応じて提出できるようにしなければならない」と定めています
  • 災害で壊れたときは届出が要る管理期間内に災害や事故で損傷・滅失した場合は、区へ報告する様式(第10号様式)が用意されています

最新の様式・申請フォーム・受付状況は、中野区の公式ページで必ず確認してください。
中野区公式「省エネルギー設備等の設置に係る費用の一部を補助します」

この手続き、自分でやる? 任せる?

この2本立ての流れを、自分で管理することもできます。ただし中野区には、代行を頼む相手についての決まりがあります。

事業者の申請代行は、基本的には販売事業者(受注者)に限っております。ただし、販売事業者(受注者)ではなく、実際に設備を設置された事業者(工事店)等が申請を代行される場合は、追加の提出書類(3者の関係性が分かるもの)により関係性の確認ができれば、代行可能です。

中野区省エネルギー設備等設置補助金Q&A 1-Q3

代行できるのは、原則としてその蓄電池を売った会社です。つまり「どこで買うか」を決めた時点で、区の申請を任せられる相手も決まります。

販売した会社と工事をした会社が別なら、3者の関係が分かる書類を足せば代行できます。ただし手間は増えます。

補助金の申請書類を自分で用意する場合と、施工会社に任せる場合を並べたイラスト
申請書類を自分で用意するか、施工会社に任せるか。中野区は工事のあとの申請ですが、東京都は契約より前の事前申込が必須です。
代行を頼むときに確認したい4点
  • 都の事前申込を、契約前に出してくれるかここを落とすと都の助成が丸ごと消えます(7kWhなら70万円)。代行の範囲に入っているかを最初に確かめてください
  • 区と都の両方をやってくれるか中野区と東京都は別々の手続きです。片方だけの代行だと、結局もう片方は自分で出すことになります
  • 完了写真と設置証明書を用意してくれるか全体・銘板・モニター画面の3枚は工事の当日にしか撮れません。設置証明書も施工会社が書く書類です
  • 追加費用がかかるか代行を有料オプションにしている会社と、無料で含めている会社があります

たとえば省エネタイガーは東京都に特化した見積もりサービスで、東京都の補助金については、事前の申込から交付申請、実績報告まで一気通貫で支援すると公表しています。

書類・写真・図面の整備、電子申請の入力、差戻しへの対応までとあり、申請サポートに追加費用はかからないとも明記しています。

ただしこれは東京都の手続きについての説明です。神奈川県向けの解説では「県および市区町村ごとの補助金」の申請も支援するとあるので、区を扱わない会社ではなさそうです。

申し込むときに「中野区の申請もお願いできますか」と確認しておくと確実です。

実際に使った人の評価が気になるなら省エネタイガーの評判・口コミにまとめています。

※ 交付決定通知書は申請者本人へ郵送されます。代行を頼んだ場合でも事業者には届かないので、通知が来たかどうかは自分で把握しておく必要があります。

契約の前に、その会社が「対象外」になっていないか見ておく

代行を頼むときに、もう1つ確かめておきたいことがあります。東京都は、申請の代行で不正が確認された事業者を、社名・所在地・措置期間つきで公表しています。

措置期間中、本事業において、上記事業者が施工していると認められる申請については、助成金を交付しませんので御注意ください。

クール・ネット東京「手続代行者への措置等について」

代行を頼んだかどうかに関係なく、施工した会社がリストに載っていれば都の助成は出ません。契約を結ぶ前に、会社名でこのページを一度見ておくだけで避けられます。

確認先 → クール・ネット東京「手続代行者への措置等について」(掲載される事業者は随時入れ替わるため、この記事には社名を書きません。契約前にご自身で最新の一覧をご確認ください)

中野区の蓄電池補助金についてよくある質問

太陽光がないと、蓄電池の補助は受けられませんか?

受けられません。中野区の補助要件は「太陽光発電設備と接続しているもの」で、蓄電池だけの設置は対象外です。つないでいれば設置時期は問われず、古い太陽光でも構いません。Q&Aは「蓄電システムと連携する太陽光発電設備の要件はありますか。/ありません」と答えています。ただし接続しているだけでは足りず、普段から発電した電気を蓄電池にためていることまで求められます。全量売電の契約のまま非常用として置く使い方は対象外です。申請時には、発電した電力が蓄電池にたまっていると分かるモニター画面の写真を出します。

前期の受付はもう終わっていますか?

2026年8月時点では終わっていませんが、枠は残り2割ほどです。区は「令和8年8月12日午後2時時点の前期分の申請状況は、前期分予算額の約79.7%です」と公表しています。前期は予算額のおよそ半分に達した時点で締め切られるため、日付ではなく申請の積み上がりで終わります。ただし後期の受付が2026年11月30日午前8時30分から2027年2月28日まで用意されていて、こちらは日付で決まっています。設置を終えているべき期間は令和9年1月31日までなので、年内から1月末までに工事を終えれば後期で申請できます。受付状況は月1回程度で更新されるので、最新の数字は区の制度ページで確認してください。

マンションに住んでいます。対象になりますか?

対象になります。中野区は集合住宅にお住まいの方を除外していません。Q&Aは「賃貸で集合住宅に居住しています。補助の対象になりますか。/なります。ただし、当該建物の所有者の同意が必要です」と答えています。分譲マンションの共用部について工事をする場合は管理組合等が申請者になり、その管理組合は法人格を持っていなくても対象です。ただし蓄電池は太陽光発電設備と接続していることが要件なので、実際の分かれ目は住まいの形ではなく、つなげる太陽光がその建物にあるかどうかになります。逆に、中野区内にマンションやアパートを所有していても自分が住んでいなければ対象外です。区は「自らが居住する住宅又は、自らが事業を行っている事業所が対象」としています。

蓄電容量は、カタログの数字とSIIの数字のどちらで見ますか?

中野区はメーカーが示す値、東京都はSII(環境共創イニシアチブ)の登録済製品一覧の値で見ます。中野区のQ&Aは「登録機器一覧に記載の値と、メーカーが示す値が異なりますが、どちらの値ですか。/メーカーが示す値とします」と明記しています。中野区の要件である「蓄電容量4kWh以上」は、カタログの値で判定できるということです。いっぽう東京都は登録一覧の値に10万円をかけて助成額を出すので、こちらは数字が1kWh違うと10万円動きます。区は定額10万円なのでどちらでも金額は変わりません。見積もりの段階で、SIIの登録値がいくつかを施工会社に確認しておくと確実です。

補助金はいつ振り込まれますか?

申請から2か月〜4か月程度が目安です。中野区が公開している手続の流れでは、電子申請から交付決定通知の送付までが1か月〜2か月程度、請求の手続きから振込までがさらに1か月〜2か月程度とされています。注意したいのは、交付決定通知が届いた時点ではまだ振り込まれないことです。区の電子申請には「交付申請フォーム」と「請求申請フォーム」の2つがあり、決定通知を受け取ったあとに請求のフォームから手続きをして、はじめて振り込まれます。交付決定通知書は申請者本人へ郵送され、申請を代行した事業者には通知されません。

補助金があっても、蓄電池はやめたほうがいいのでは?

補助金は負担額を下げますが、向き不向きまでは変えません。蓄電池が合うかどうかは、停電への備えをどれだけ重く見るか、そして昼につくった電気や夜間の安い電気をどれだけ自分の家で使い切れるかで決まります。中野区と東京都を合わせて80万円が出ても、電気の使い方が合わなければ回収は長くなります。蓄電池はやめたほうがいい?と言われる理由何年で元が取れるのかを先に読んで、そのうえで申請の準備に進むのが確実です。

まとめ — 中野区で蓄電池の補助金を取りにいくなら

この記事の要点
  • 中野区は定額10万円。容量では増えも減りもしない容量で伸びるのは東京都の10万円/kWhのほう。7kWhなら区10万円+都70万円で合計80万円になる
  • 太陽光と接続し、普段から電気をためていることが条件集合住宅にお住まいの方も対象。設置日は保証書の保証開始日で見るので、今年2月以降に入れた方はまだ間に合う
  • 前期の枠は残り2割ほど。ただし後期が11月30日に開く後期の日付は年度のはじめから決まっている。区も「複数の事業者から見積もりを」と呼びかけているので、急いで決める必要はない
  • 東京都に特化した見積もりサービス(無料)
  • 都の補助金は事前の申込から実績報告まで一気通貫・書類や電子申請の入力も追加費用なしと公表
  • 見積もりだけの依頼もできる

中野区と東京都、両方を取り切った見積もりを比べる

補助金は、制度を知っているかどうかより申請の順序を間違えないかどうかで結果が変わります。都の事前申込を落とすと、大きいほうの助成がそこで消えます。

その順序ごと任せられる相手かどうかは、見積もりを取る段階で確かめられます。

中野区+都の補助金を活かした見積もりを取る(省エネタイガー)

対応は東京都・戸建てが中心です。申し込む前の不安は省エネタイガーの評判・口コミもあわせてどうぞ。

本記事の金額・期限は2026年8月13日時点で、中野区および東京都の公表資料と交付要綱をもとに整理したものです。予算の消化状況によって受付が終了する場合があります。申請の前に必ず各窓口で最新の情報をご確認ください。

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この記事を書いた人

蓄電ラボ管理人。大手メーカーでリチウムイオン電池の開発に長年従事してきたエンジニアです。電池の設計・評価・充放電制御を現場で担ってきた経験をベースに、家庭用蓄電池・太陽光発電・V2H・リチウムイオン電池の劣化メカニズム・補助金(DR・FIT・自治体)を中立的なエンジニア視点で解説しています。

【扱うテーマ】家庭用蓄電池の選び方/メーカー横断レビュー/サイクル寿命と保証条件の透明性/電池が劣化する仕組みの技術解説/DR 補助金・FIT 2 段階制の影響試算/V2H と蓄電池の比較。

【執筆ポリシー】カタログ値と実測値のギャップを技術で読み解く/サイクル寿命非公開やリコール等の不利な情報も明記する/特定メーカーに偏らず、補助金込みの実質負担額で比較する。

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