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テスラ パワーウォール3の価格と補助金|東京都は最大154万円【2026年】

テスラ蓄電池パワーウォール3|価格・スペック・注意点を電池開発エンジニアが整理

テスラのパワーウォール3を、東京都の補助金を使って付けると、いくらになるのか。

東京都で DR実証(DR=デマンドレスポンス)に参加すると、補助金は最大154万円です。工事込み187万円の例なら、払うのは約33万円になります。

この記事では、補助金の数え方・価格・実際に払う額・買える場所を、大手メーカーで電池開発に長年携わってきたエンジニアの目で整理します。

蓄電ラボ管理人

この記事を書いた人

蓄電ラボ管理人

大手メーカーでリチウムイオン電池の開発に長年従事。さまざまな機器の電池設計・評価で培った知見をもとに、家庭用蓄電池の技術を中立的な立場で解説しています。

先に結論
補助金東京都は最大154万円(DR実証に参加)。参加しないと120万円まで。国の補助金は今年度は終わりました
価格工事込み187万円の例(税込・テスラ認定の施工会社)。本体だけなら120万円程度
払う額約33万円(DR実証に参加)/約67万円(参加しない)※東京都・187万円の例
元が取れる太陽光のある家で、東京都の補助金を使うと約5〜9年
買える所テスラの公式サイト・認定の施工会社・ヤマダデンキ
いつ8月3日に販売開始。工事は9月から順に
知りたいところから読む
蓄電ラボ管理人

値段が見えないうちは、人に勧めにくい製品でした。工事込みの値段が出て、東京都の補助金の上限も外れたいま、都内で太陽光のある家なら、待っていたかいのある蓄電池になったと思います。

PW3の工事込みの値段は、見積もりで出ます

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※テスラ認定の販売施工会社です(公式サイトに明記)


目次

パワーウォール3の補助金はいくら?

東京都なら最大154万円です。国の補助金は、今年度はもう申し込めません。

パワーウォール3は7月31日に、国の補助金の対象機器を管理する SII(環境共創イニシアチブ)に登録されました。これで、東京都などの補助金の対象になりました。

東京都は最大154万円になる

DR実証は、電気が足りなくなりそうな日などに、蓄電池の充電・放電を外から調整する東京都の取り組みです(くわしくは下の「DR実証に参加する条件は?」)。

DR実証に参加すると、120万円の上限がなくなります。額は、容量1kWhあたり10万円に、参加の10万円を足した分です。

東京都の補助金の決まり方(パワーウォール3)

蓄電容量 14.4kWh × 10万円144万円
DR実証に参加する+10万円
補助金の上限154万円

DR実証に参加しないと、120万円で止まります。どちらも、税抜の費用(本体+工事)が上限です。

出どころ=クール・ネット東京「令和8年度 家庭における蓄電池導入促進事業」助成金申請の手引き(v1.4)・よくある質問(v1.1)。区や市の補助金を受けるときは、その額を引いた残りが上限になります。

蓄電ラボ管理人

上限が120万円のままだと、容量の大きいパワーウォール3は2.4kWh 分が補助金に数えられませんでした。上限の解除は、大きな電池ほど効く仕組みだと感じています。

DRに参加しないと120万円まで

DR実証に参加しない場合、補助金は120万円で止まります。14.4kWh×10万円は144万円なので、2.4kWh 分(24万円)は数えられません。

容量が12kWh より大きい蓄電池は、どれも120万円で頭打ちです。

容量は14.4kWhで数える

東京都が数えるのは、SII に登録された「蓄電容量」です(東京都のよくある質問)。パワーウォール3は14.4kWhです。

13.5kWh は、実際に使える量(初期実効容量)です。こちらで数えると、額が少なく出てしまいます。

IoT 機器の5万円は、DR実証のために機器を足す必要がある機種だけに付きます。パワーウォール3は、DR実証の対象機器の一覧で「追加の機器は要らない」とされているので、付きません。

ネットで見かける額が違うとき

  • ・135万円=使える量の13.5kWh に10万円をかけた額(DR実証の10万円も入っていない)
  • ・159万円=154万円に、IoT 機器の5万円を足した額
  • ・154万円=SII の14.4kWh で数え、IoT 機器は足さない額(この記事)

出どころ=クール・ネット東京の令和8年度の手引き(v1.4)・よくある質問(v1.1)、NextDrive の DR実証の対象機器の一覧(8月7日版)

国の補助金は今年度は終わった

国の DR補助金は、5月29日に予算に届いて受付を終えました。次は2027年度の見込みです。

パワーウォール3の登録は7月31日だったので、今年度の国の補助金には間に合いませんでした。

区や市の上乗せも足せる

東京都の区や市には、上乗せの補助金を出すところがあります。東京都の分と合わせた額は、税抜の費用までです。

23区の額は、東京都の蓄電池の補助金の記事の一覧で確かめられます。

東京都の外の人は、次の順で調べると確実です。

自分の地域の補助金を調べる順番

  • 1「市区町村名 蓄電池 補助金 令和8年度」で検索し、公式のページを開く
  • 2都道府県の制度も別に調べる(市区町村と合わせて使える地域がある)
  • 3対象の一覧に、パワーウォール3の型番「1707000-41-L」があるか見る
  • 4受付がまだ続いているか見る(予算で締め切るところが多い)

国と自治体の補助金の全体は、【2026年版】蓄電池の補助金はいくら?(全国版)にまとめています。

契約は事前申込のあとにする

東京都は、工事の契約より先に「事前申込」が要ります。受付の通知が届く前に契約すると、補助金は出ません。

支払いは、振込やローンなど記録が残る方法にします。申請の流れは、東京都の補助金の記事で図にしています。

10月1日からの事前申込は、令和8年度に SII に登録された機種だけが対象になります。パワーウォール3は令和8年度の登録なので、対象のままです。

東京都の補助金は、太陽光がすでにあるか同時に付ける家、または再エネの電気の契約をしている家が対象です。

東京都にお住まいの方へ

2026年度の都の助成は 10万円/kWh・上限120万円。10kWhなら都だけで100万円

ただし助成は契約より前に「事前申込」を出す必要があり、先に契約してしまうと受けられません。

自分の場合いくら助成されるか、容量別に試算する› お住まいの区市町村の上乗せ(23区の一覧つき)もこちらで確認できます 申請の書類を会社側で進めてくれる、都内の施工会社4社› 一括見積もりサイトではなく、連絡が来るのは申し込んだ1社だけ。4社とも中身を確認しました

※都の助成は太陽光の同時設置(または再エネ電力契約)が条件です。

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パワーウォール3の価格はいくら?

テスラは値段を出していません。分かるのは、テスラ認定の施工会社が出している数字です。

会社出している値段中身
シスコムネット187万円(税込)
税抜170万円
本体+標準の工事
エコ発電本舗120万円程度本体だけ

2026年9月28日に各社の公式サイトで確かめた値段。正式な額は、どちらも現地調査のあとの見積もりで決まります。

工事込み187万円の例がある

テスラ認定の施工会社のシスコムネットは、本体と標準の工事を込みで187万円(税込)と出しています。

販売店のサイトが書いている相場は、工事込みで190万〜220万円ほどです。

本体だけなら120万円程度

エコ発電本舗(テスラ認定の施工会社)は、本体だけの値段を「120万円程度」と出しています。税込か税抜かは書かれていません。

工事込みの値段は、問い合わせで答える形です。

工事費は家ごとに変わる

工事費が家ごとに変わるのは、主に次の3つが違うからです。

  • ・置く場所(本体は130kg。床に置くか、壁に掛けるか)
  • ・分電盤までの距離と、配線の長さ
  • ・いまある太陽光のパワコン(太陽光の電気を家で使える形に変える機器)を外して、置き換えるか

だから、同じ機種でも値段は見積もりで決まります。

見積もりは何社から取ればいい?

一括見積もりサイトの選び方と、届いた見積書のどこを見るかをまとめました。 → 読んでみる

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補助金を引くと実質いくら?

東京都で、工事込み187万円の例を当てはめます。

工事込み187万円の例で、払う額(東京都)

DR実証に参加すると、払うのは約33万円です。

東京都の補助金払う額
DR実証に参加する払う額 33万円
154万
33万
DR実証に参加しない払う額 67万円
120万
67万
補助金を使わない払う額 187万円
187万

187万円=テスラ認定の施工会社が出している、本体と標準の工事込みの値段(税込・2026年9月時点)。区や市の上乗せは入れていません。補助金は後払いで、いったん全額を払います。

DRに参加すると約33万円

187万円から154万円を引いて、約33万円です。区や市の上乗せがあれば、払う額はさらに下がります。

参加しないと約67万円

187万円から120万円を引いて、約67万円です。DR実証に参加するかどうかで、34万円の差になります。

税込169万円までなら消費税だけ

補助金は、税抜の費用までしか出ません。

DR実証に参加すると、上限は税抜の費用だけになります。見積もりが税抜154万円(税込で約169万円)以下なら、補助金は税抜の全額になり、払うのは消費税の分だけです。

補助金は後払いです。いったん全額を払い、審査が終わってから振り込まれます。

※187万円は1社の値段の例です。補助金の対象にならない費用があると、払う額はその分だけ増えます。

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元は何年で取れる?

太陽光がある家が東京都で DR実証に参加すると、約5年で元が取れる計算です(買取の期間が終わった家・187万円の例)。

家DRに参加参加しない
太陽光あり
買取が終わった
約5年約9年
太陽光あり
買取の期間中
約7〜9年約11〜13年
太陽光なし※約23年30年で届かない

前提=工事込み187万円・太陽光5.5kW・買う電気は1kWhあたり31円で毎年2%上がる・蓄電池の容量は毎年2%減る・30年まで。買取の期間中は、残り5年・1kWhあたり16円〜24円で売る家。

※太陽光なしは、夜の電気が安い契約(東京電力 スマートライフ)の場合。東京都の補助金を受けるには、再エネの電気の契約が要ります。

DRに参加すると約5年

買取の期間が終わった家では、蓄電池で電気代が1年に約6.4万円下がる計算です。払う額が約33万円なら、5年ほどで追い越します。

保証の10年より前に元が取れるのは、補助金の大きい東京都ならではです。

補助金が無いと約21年

補助金なしで187万円を払うと、買取の期間が終わった家で約21年かかります。かかる年数が、保証の10年を大きく超えます。

買取の期間中の家では約23〜24年、太陽光が無い家では30年たっても届きません。

東京都の外の人は、住んでいる地域の補助金の額で、年数が大きく変わります。

太陽光が無い家は取りにくい

太陽光が無い家は、夜の安い電気をためて昼に使うことでしか電気代が下がりません。1年に下がる電気代は約1.5万円で、東京都の補助金を使っても約23年かかります。

太陽光のある家なら、東京都で DR実証に参加して約5〜9年です。

年数の出し方と、自分の家で計算する方法は蓄電池は何年で元が取れる?で詳しく書いています。

元が取れるかは、家ごとの見積額で決まります

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DR実証に参加する条件は?

DR実証に参加すると補助金が34万円増えるかわりに、次の4つを約束します。

DR実証は、電気が足りなくなりそうな日などに、アグリゲーター(たくさんの家の蓄電池をまとめて動かす会社)が充電・放電を外から調整する、東京都の取り組みです。

DR実証で約束すること

  • 12年度のあいだ、アグリゲーターとの契約を続ける
  • 2電気が足りなくなりそうな日と、年10日以上は、充電・放電を外から調整される
  • 3アンケートに答え、蓄電池の動いたデータを渡す
  • 4補助金の申請は、アグリゲーターに登録された販売店に任せる

出どころ=クール・ネット東京「令和8年度 家庭における蓄電池導入促進事業」助成金申請の手引き(v1.4)

2年度のあいだ契約を続ける

補助金が決まった年度から数えて、2年度のあいだです。パワーウォール3の相手は、DR実証の対象機器の一覧に載っている NextDrive です。

年10日以上は外から操作される

国から電気の「需給ひっ迫」の注意報や警報が出た日と、それとは別に年10日以上です。

東京都の手引きは、制御によって電気代に影響が出ることがあると注意しています。販売店かアグリゲーターから説明を受けてから決めてください。

途中でやめると増えた補助金を返す

正当な理由なく途中でやめると、補助金の増えた分(上限の解除で増えた分を含む)を返すよう求められることがあります。

反対に、申請を出したあとで「参加しない」から「参加する」へは変えられません。申請の前に決めておきます。

申請は登録された販売店に頼む

DR実証に参加するなら、申請はアグリゲーターに登録された販売店に任せる決まりです(委任状を出します)。

エコ発電本舗を運営する株式会社ゼロホームは、NextDrive の登録販売事業者の一覧に載っています(9月10日更新)。

ただ、一覧の取り扱いメーカーの欄にテスラの名前は無いので、パワーウォール3で申請できるかは見積もりのときに聞いてください。

電池の傷みは気にしなくていい

パワーウォール3の LFP(リン酸鉄リチウムイオン電池)は、充電・放電の回数に強い電池です。DR実証で外から動かされるのは年10日ほどで、毎日の充電・放電(1年で約365回)に比べればわずかです。

蓄電ラボ管理人

電池を作ってきた立場から見ても、電池の傷みを理由に DR実証への参加を見送る必要はないと考えます。それより、2年度のあいだ契約を続けられるかを先に考えてください。

補助金を引いた実質の額は、見積もりで出ます

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パワーウォール3のデメリットは?

デメリットは4つです。どれも、対処のしかたがあります。

保証は10年。有償で延ばせる

テスラの保証は10年です。国産の蓄電池は15年が多いので、5年短くなります。

対処は、販売店の延長保証です。エコ発電本舗は有償で15年・20年に延ばせます。DMM も延長保証を用意する予定です。

容量の保証(10年で70%)は販売店が書いている数字で、テスラの日本向けの文書では確かめられていません。

蓄電ラボ管理人

電池を作ってきた立場から言うと、LFP の電池が10年で使えなくなるとは考えにくいです。10年より先の安心は、販売店の延長保証で足せます。

10年保証と15年保証は何が違う?

保証の年数・容量の保証・回数の開示・条件の4つで、テスラと国産を並べました。 → 読んでみる

130kgあり、置き場所を選ぶ

本体は130kgで、高さ110.5cm・幅60.9cm・奥行き19.3cmです。

対処として、屋外にも屋内にも置けて、床置きと壁掛けを選べます。水に強く(下から60cmまで)、塩害にも強い作りです。置き場所は、現地調査で決めます。

戸建ての外壁沿いに置かれた家庭用蓄電池

V2Hとはつながらない

パワーウォール3には、電気自動車の電池を家で使う V2H の機能がありません。

車の電池も家で使いたい人は、V2H の機器を別に考えるか、V2H とつながる国産の蓄電池を選びます。パワーウォール3と V2H の機器を同じ家に置けるかは、施工会社に確かめてください。

比べ方はV2Hと蓄電池はどっちがいい?、車の電池への影響はV2HでEVの電池は傷む?で書いています。

頼める会社がまだ少ない

パワーウォール3を付けられるのは、テスラ認定の施工会社だけです。国産のように、たくさんの会社から見積もりを取るのは、まだ難しい状況です。

対処として、テスラのサイトから申し込めば、近くの認定の会社につないでもらえます。ヤマダデンキでも受け付けています。

9月からは太陽光のメーカーのエクソルが取り扱いを始め、販売店・施工店向けの研修を全国で開いています。頼める会社は、これから増えていく見込みです。

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パワーウォール3のメリットは?

停電しても家じゅうの電気をまかなえる出力があり、太陽光のパワコンも兼ねる蓄電池です。メリットは次の4つです。

パワーウォール2からパワーウォール3への3つの進化ポイント比較図。日本仕様の連続出力は5kWから9.6kWへ1.9倍、単機能型からハイブリッド型へ、NMC系からLFPバッテリーへ
パワーウォール3旧型(パワーウォール2)
容量14.4kWh
(使えるのは13.5kWh)
13.5kWh
出力9.6kW5kW
方式ハイブリッド
(太陽光のパワコン入り)
単機能
電池LFPNMC系
保証10年10年

パワーウォール3の容量と出力は SII に登録された値。テスラの発表では出力9.69kW・容量13.5kWh と書かれています。

停電しても家じゅうで使える

出力は9.6kWで、旧型の5kWの約2倍です。9.6kWあれば、エアコンと IH、エコキュートを同時に動かしても足ります。

蓄電ラボ管理人

出力とは、同時に取り出せる電気の大きさです。容量がバケツの大きさなら、出力は蛇口の太さにあたります。パワーウォール3は蛇口が約2倍に太くなったので、同時に使える家電がぐっと増えました。

同時に使ったときの目安

  • ・エアコン(暖房)約1.5kW+IH 約2〜3kW
  • ・エコキュート 約1.5kW+冷蔵庫・照明など 約0.5kW
  • ・合わせて5.5〜6.5kW=旧型の5kWでは足りず、9.6kWなら余裕がある

停電のときに家のどこまで電気を送れるかは、工事のつなぎ方で決まります。見積もりのときに確かめてください。

容量ごとに何時間もつかは、蓄電池は停電時に何時間使える?で計算しています。

太陽光のパワコンも兼ねる

旧型は蓄電池だけの「単機能」でしたが、パワーウォール3は太陽光のパワコンが入った「ハイブリッド」です。

太陽光の電気を直流のまま電池にためられるので、変換で減る分が少なくなります。太陽光のパワコンを替える時期(10〜15年目)の家なら、1台で済みます。

一方で、パワコンの部分が壊れると、蓄電池ごと修理になることがあります。違いはハイブリッド型と単機能型の違いで書いています。

燃えにくいLFPの電池を使う

電池の種類は、旧型の NMC 系(ニッケル・マンガン・コバルトを使う電池)からLFP(リン酸鉄リチウムイオン電池)に変わりました。熱に強く、充電・放電の回数にも強い電池です。

LFPNMC系
熱への強さ◎ 強い△ 比べると弱い
回数の目安◎ 3,000〜5,000回○ 2,000〜3,000回
同じ量の大きさ△ 大きい◎ 小さい

LFP=パワーウォール3、NMC系=旧型。回数は、使い切る条件での材料の目安です。メーカーのカタログの回数(10,000回など)は、浅く使う条件で測ることが多く、そのまま比べられません。

蓄電ラボ管理人

EV では、同じ重さでどれだけためられるかが走れる距離に直結します。家に置く蓄電池は、置き場所さえあれば大きさは問題になりにくいです。安全と寿命を取る LFP は、家庭用には理にかなった選び方だと思います。

電池が傷む仕組みは、リチウムイオン電池はなぜ劣化する?で書いています。

最大4台まで増やせる

テスラ公式によると、最大4台(1つのシステムで最大54kWh)までつなげます。

東京都の補助金は1戸ごとの額なので、2台目からどう数えられるかは、申し込む前に施工会社に確かめてください。

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国産の蓄電池と比べると?

出力と1kWhあたりの値段はパワーウォール3が上、保証の長さは国産が上です。

パワーウォール3国産(10kWh級)
容量14.4kWh10kWh前後
出力9.6kW5.5〜5.9kWが多い
工事込みの値段187万円(例)約168万円
1kWhあたり約13万円約17万円
保証10年
(有償で延長)
15年が多い
都の補助金
(DR参加)
154万円110万円
都の補助金
(不参加)
120万円100万円

国産の値段=13県の県の共同購入(令和8年・10kWh・税込・工事込み)で決まった値段の真ん中。1kWhあたりは、値段を SII に登録された容量で割った目安です。

出力と値段では上回る

出力9.6kWは、国産の主な機種(ニチコン・長州産業の5.9kW など)の約1.6倍です。

工事込みの値段も、187万円の例なら1kWhあたり約13万円で、国産の約17万円より安くなります。

保証の長さでは国産が上

国産は15年保証が多く、同じ会社に長く見てもらえます。長く同じ会社に面倒を見てもらいたい人は、テスラより国産のほうが安心です。

施工会社が多く、何社かから見積もりを取って比べやすいのも、国産の強みです。

DRに参加すると補助金の差が開く

上限が外れると、容量が大きいほど補助金が増えます。14.4kWhのパワーウォール3は154万円、10kWhの国産は110万円です。

DR実証に参加しないと、12kWhを超える蓄電池はどれも120万円で止まります。

蓄電ラボ管理人

テスラは出力・方式・電池を一度に大きく変えてきました。国産は長い実績と保証で勝負しています。どちらが上というより、何を大事にするかで選ぶ製品だと思います。

6社を比べると、うちに合うのはどこ?

テスラを含む6社を、1kWhあたりの値段・保証・容量の選べる幅で並べました。 → 読んでみる

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どこで買うのがいい?

買う窓口は3つです。

窓口値段施工会社
テスラのサイト出ていないテスラがつなぐ
ヤマダデンキ出ていない発表に記載なし
認定の施工会社出している会社もある自分で選べる

テスラのサイトから申し込める

テスラのサイトから申し込むと、住んでいる地域の認定の施工会社から連絡が来ます(テスラの発表)。どの会社になるかは、テスラ側が決める形です。

ヤマダデンキでも買える

8月4日から、沖縄県を除く全国のヤマダデンキで売っています。会社の資料では、ベスト電器・マツヤデンキの店(一部を除く)も入っています。

値段は出ていないので、店で見積もりを取ります。どの施工会社が工事をするかも、発表には書かれていません。

認定の施工会社に直接頼める

認定の施工会社に直接頼むと、何社かの見積もりを比べられます。値段を出している会社もあります。DMM は10月から受付を始める予定です。

おすすめはエコ発電本舗

いちばんのおすすめは、エコ発電本舗(株式会社ゼロホーム)です。理由は3つです。

エコ発電本舗をすすめる理由

  • 1テスラ認定の施工会社で、本体の値段(120万円程度)を公式サイトに出している
  • 2保証を有償で15年・20年に延ばせて、工事の保証は15年
  • 3北海道を除く全国に対応している

申し込むときは、見積もりフォームの蓄電池の欄で「テスラ」を選びます。東京都で DR実証に参加するつもりなら、そのことも伝えてください。

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よくある質問

いつから買えて、いつ付けられますか?

8月3日に日本で販売が始まりました。

テスラは「設置は9〜10月以降の見込み」と発表していて、施工会社によって9月中旬から順に工事を始めています。

ヤマダデンキで買うといくらですか?

ヤマダデンキは値段を出していません。店で見積もりを取って確かめます。

認定の施工会社が出している例では、工事込みで187万円(税込)です。

コストコで買えますか?

コストコの通販では、2023年12月から旧型のパワーウォールを売っていました(関西の6府県・工事はゴウダ)。

パワーウォール3をコストコで売るという発表は見当たらず、9月28日に通販で「テスラ」を検索すると0件でした。

旧型のパワーウォール2も補助金の対象ですか?

対象外です。パワーウォール2は SII に登録されていないので、東京都の補助金も国の補助金も使えません。

補助金の申請はテスラがしてくれますか?

テスラは申請をしません。認定の施工会社が手伝う形です(テスラの補助金のページ)。

DR実証に参加するなら、アグリゲーターに登録された販売店に申請を任せる決まりです。

テスラは日本から撤退しませんか?

9月時点で、撤退の発表はありません。8月に新しい機種を日本で出し、補助金の対象の登録まで済ませました。

ヤマダデンキとエクソルが取り扱いを始め、DMM も10月から売る予定です。

先のことは分からないので、保証の中身と、施工会社が長く面倒を見てくれるかで判断してください。

火災は大丈夫ですか?

パワーウォール3の LFP は、熱に強い電池です。

なお、2025年11月に米国で、旧型パワーウォール2の一部(2020年11月〜2022年12月の販売分・約1万500台)が過熱のおそれでリコールされました。日本の製品が対象かは、この記事では確かめられていません。

リコールは旧型の話で、パワーウォール3は熱に強い LFP に変わっています。

まとめ

パワーウォール3は、東京都なら DR実証に参加して最大154万円の補助金が出る蓄電池です。工事込み187万円の例なら、払うのは約33万円です。

やることは3つ

  • 1東京都なら、DR実証に参加するかを先に決める(154万円か、120万円か)
  • 2見積もりは、テスラ認定の施工会社を含めて何社かから取る
  • 3契約は、事前申込の受付の通知が届いてからにする
蓄電ラボ管理人

値段と補助金が見えたいま、パワーウォール3は「値段が分からない外国製」ではなくなりました。都内で太陽光のある家なら、自信を持って勧められる蓄電池です。

パワーウォール3の見積もりを取るなら、テスラ認定のエコ発電本舗

テスラ認定の販売施工会社で、パワーウォール3の本体の値段(120万円程度)を公式サイトに出しています。保証は有償で15年・20年に延ばせます(北海道は対応エリア外)。

太陽光・蓄電池・V2Hのすべてに対応し、自社施工で中間マージンがない分だけ価格を抑えやすいのが強みです。

各メーカーの価格を公開しているので相場の目安もつかめ、補助金活用のサポートもあります(戸建て住宅の所有者向け)。

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※見積もりサイトの選び方は→見積もりサイトの選び方・使い方。

戸建所有者向け ・ 補助金活用サポート ・ 完全無料

  • ✓ 全国450社以上・加盟店は審査を通過(施工実績/財務/法令順守)
  • ✓ 東証プライム上場企業(株式会社じげん)が運営・個人情報は暗号化管理
  • ✓ 太陽光・蓄電池・V2H・卒FIT後の後付けまで相談できる

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①我が家に向くか②何年で取り返せるか③どのメーカーを選ぶか④この見積書で契約していいか

4ステップで入れる・やめるを中立に判断し、納得して決められる一冊です。

Amazonで見る → 『家庭用蓄電池と太陽光、入れて得する家・損する家』
2026年9月出版
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この記事を書いた人

蓄電ラボ管理人。大手メーカーでリチウムイオン電池の開発に長年従事してきたエンジニアです。電池の設計・評価・充放電制御を現場で担ってきた経験をベースに、家庭用蓄電池・太陽光発電・V2H・リチウムイオン電池の劣化メカニズム・補助金(DR・FIT・自治体)を中立的なエンジニア視点で解説しています。

【扱うテーマ】家庭用蓄電池の選び方/メーカー横断レビュー/サイクル寿命と保証条件の透明性/電池が劣化する仕組みの技術解説/DR 補助金・FIT 2 段階制の影響試算/V2H と蓄電池の比較。

【執筆ポリシー】カタログ値と実測値のギャップを技術で読み解く/サイクル寿命非公開やリコール等の不利な情報も明記する/特定メーカーに偏らず、補助金込みの実質負担額で比較する。

【利益相反の開示】本サイトは ASP 経由のアフィリエイトリンクを含みます。広告収益はサイト運営費に充当しており、メーカーからの執筆対価は受けていません。

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